【女性の髪悩み③】40代へ「白髪ケア」の新提案！

今回は調査「美容センサス2020年下期【資料編】」の中から、「女性の髪悩み」について3回の連載で解説します。

1回目は「髪型改善は、時短美容ニーズ？」、2回目は「コロナで変化!?「髪質」にこだわる女性」、3回目は「オトナ女性に対する白髪提案」についてご紹介します。

（解説：ホットペッパービューティーアカデミー　研究員　田中公子）

白髪の悩みは30代、40代で急増！

「白髪」を「悩み」として捉えている女性を年代別に見てみましょう。

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「白髪」の悩み（年代別）

※女性15～19歳n=600、20代以上は各年代n=1,200

白髪の悩みは20代から30代にかけて上昇し28.9%へ。さらに30代から40代では倍増。実に、40代では56.8%と6割近く。もはや40代にとって白髪は多くの方の悩みです。逆にいうと、40代女性への白髪対策は大きなチャンス。

40代女性のカラーリングニーズは？

「ホットペッパービューティー」の「フリーワード検索ランキング」に興味深いデータがあります。「アプリ」「スマホ（PC以外）」「PC」からの結果をそれぞれ見てみましょう。

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「ホットペッパービューティー」フリーワード検索ランキング（アプリ／40代）

出典「ホットペッパービューティー」※データ引用不可※

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「ホットペッパービューティー」フリーワード検索ランキング（スマホ（アプリ以外）／40代）

出典「ホットペッパービューティー」※データ引用不可※

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「ホットペッパービューティー」フリーワード検索ランキング（PC／40代）

出典「ホットペッパービューティー」※データ引用不可※

アプリからの検索では、40代の2位には「ハイライト」、3位は「インナーカラー」、6位「バレイヤージュ」、7位「イルミナカラー」と感度の高いカラーリングの施術が並ぶ結果に。
スマホ（アプリ以外）、PCでも「ハイライト」「インナーカラー」「イルミナカラー」が10位以内にランクインしています。

現在の40代女性の多くが、10代、20代の頃から「美容室でのカラー（オシャレ染め）」の経験があります。「安室 奈美恵」さん、「工藤 静香」さん、「小泉 今日子」さんなど、芸能人のファッションや髪型の影響を受けて、積極的にカラーを取り入れるようになった世代です。※「学生の頃美容で影響を受けた有名人」（2019年ホットペッパービューティーアカデミー調査）より。

40代女性への白髪提案とは？

感度の高い「カラー」に慣れた40代の女性には、「白髪」に対しても「白髪が増えてきたけど暗くしたくない」「白髪染めでもオシャレを楽しみたい」もの。

例えば、「バレイヤージュカラー」で白髪の根元を目立たなくするや、「インナーカラー」で白髪染めに変化をつけるといった提案は、感度の高い40代女性に注目されています。

また、「グレイカラー」の認知も高まっており、「隠すのではなく、活かす」ご提案も。「ハイライト」をブレンドして白髪を美しく見せたり、うまくぼかす技術は、ナチュラル志向の40代女性にとっても嬉しい提案でしょう。

より美容意識が高くなった40代女性に、感度の高いカラー技術を融合させた提案は、オトナ女性のリピートと新規獲得に寄与するのではないかと思います。