男性がサロンを変える理由はコレ!技術よりも重視するのは…?

ホットペッパービューティーアカデミーで発表するデータを研究員の解説や事例を交えながら、ご紹介するページです。

今回は、男性のお客さまがサロンを変更する理由について。定着志向が高いと言われる男性にも、サロンを変える決断をしてしまうポイントがあるのです!

(解説:ホットペッパービューティーアカデミー研究員 田中公子)

男性のお客さまは「上顧客」。定着率が高く、店販との相性も良好!

美容に関わらず、男性は「お気に入りのお店」を持つなど、定着志向が高い傾向にあると言われています。

実際、ヘアサロンとエステサロンで「使い続けるサロンがある」は、ヘアサロンでは92.5%、エステでは86.1%。女性と比べても高いスコアです。

また、店販購入でも、ヘアサロンでは、女性とほぼ同じくサロン利用者の35%近くが購入。エステでは、女性の約1.4倍の購入率に!

女性に比べると利用者はまだ少ないですが、それだけに今通ってくださっている男性のお客さまは、「美意識」も高くまさに「上顧客」です。

男性のお客さまが、サロンを変える「瞬間」とは?

そんな男性のお客さまですが、サロンを「変えて」しまうことは、当然あります。今回はMOT(Moment Of Truth/真実の瞬間)というマーケティングフレームを使って調べてみました。

こちらの図は、ヘアサロンの「MOTサイクル」と呼ばれるもので、来店前~来店中~来店後まで、お客さまが「サロンに対する印象」を決める18のポイントを示しています。

実はこの一つひとつのポイントによって、お客さまはサロンに対して「また来たい(リピート)」や「もう来たくない(別のサロンに変更)」を決めているのです。

今回は、ヘアサロンとエステサロンで、男性のお客さまが「サロンの変更を決める(不満を感じる)」ポイントと、その理由を探っていきましょう。