美容の未来のために、学びと調査・研究を

美容サロン経営を学ぶならホットペッパービューティーアカデミー

新卒での美容室探しの方法は?

※単一回答、美容室従事者(男女15歳以上)
出典:ホットペッパービューティーアカデミー「美容サロン就業実態調査」(2023年4月)

それでは新卒で入社したサロンはどのような方法で見つけたのでしょうか?

いちばん多いのは「学校の求人情報」(25.1%)です。このほか「学校の講師・先生のコネクション」「学校の推薦枠など」を合計すると、専門学校関連は48.3%と約5割を占めます。

また、「美容サロン検索サイト/美容系専門の求人サイト」(9.4%)、「各サロンのホームページ(求人欄)」(4.5%)、「SNS(Instagram、Twitterなど)」(2.7%)の「ネットでの情報検索」は、合計すると16.6%になっています。

コロナ禍を経てより一層「ネットによる情報検索」が増加している印象を受けます。学生の職業価値は多様化しており、就職先に対しても「自分のモノサシで、じっくりと探したい」というニーズが高まっているのかもしれません。今後の利用増も期待できそうです。

EDITORIAL NOTE

新卒時の就職先探しは、(今回ご紹介したのが「単一回答」だったため)5割近くが「専門学校関連」が決め手となりましたが、実際は平均すると2つ以上の手段を併用しています。(※複数回答と単一回答の結果を比較)

このため、専門学校での情報とネットでの情報を組み合わせながら就職先を検討している学生さんも多いことでしょう。

ネットは情報量が多いため、「そのサロンをより深く知る」ことに長けています。

離職率を抑止する方法の一つは、就活者とサロンのマッチングが高い(ニーズが一致する)サロンへ就職すること。

ホットペッパービューティーでも2023年2月に、美容業界向け求人マッチング&ソリューションサービス『ホットペッパービューティーワーク』がスタートしましたが、求人サイト等での情報発信を継続することによって、より高い精度の求人が可能となるでしょう。

ご紹介した調査はこちら

1 2

次のコラムでは、ネイル・エステ・リラク・アイで働く人の新卒時の職業を公開!初めての転職はいつ?

ネイル・エステ・リラク・アイのデータはこちら

ネイル・エステ・リラク・アイを見る

文責

  • 田中公子

    田中公子(たなかきみこ)

    ホットペッパービューティーアカデミー研究員

    前職は経営コンサルティングファームでIT業界の業務改善に携わる。リクルート入社後、ホットペッパービューティーの事業企画を経て、2012年から現職。

    調査研究員として、「美容センサス」をはじめとした美容サロン利用調査や、美容消費の兆しを発信。セミナー講演、業界誌・一般誌・テレビなど取材多数。

    ◎寄稿・連載
    (2022年5月~2022年10月)「ビューティ・インサイト」(WWD)、以下連載中「数字で読む美容トレンド」(BEAUTOPIA)、「美容サロンの経営塾」(国際商業)、「美容トレンド最前線!」(ファッション販売)

    ◎共著
    『美容師が知っておきたい50の数字』『美容師が知っておきたい54の真実』(女性モード社)、『データで見るエステティックの今とこれから』(フレグランスジャーナル社)

研究員コラム一覧へ

調査カテゴリ

ホットペッパービューティーアカデミーに
会員登録をして、
美容サロン経営に役立つ動画
を見よう!