【ネイル/アイ/エステ/リラク】コロナ禍に強い40代女性(前編)

ホットペッパービューティーアカデミーで発表するデータを研究員の解説や事例を交えながら、ご紹介するページです。

「美容センサス2021年上期」より「ネイルサロン」「アイビューティーサロン」「エステサロン」「リラクゼーションサロン」の調査から見える40代女性の可能性を2回の連載でお伝えします。

(解説:ホットペッパービューティーアカデミー研究員 田中公子)

【ネイル】40代の来店頻度&単価がUPした理由は?

女性20代、30代、40代の年代別にコロナ前後の「年間利用回数」(来店頻度)と「1回あたり利用金額」(単価)を見ていきましょう。まずはネイルサロン。

ネイルサロンは20代、30代、40代ともに年間利用回数はコロナ禍でもUPしています。これは、コロナ禍では、結婚式などでの「イベントづかい」での利用が少なくなった結果、「年1回」の利用者が減少。それによって、ロイヤルユーザーの比率が高まったからと考えます。

一方、1回あたりの利用金額は40代だけが、コロナ前から増加しています。「ホットペッパービューティー」の「フリーワード検索ランキング」では、40代で「フィルイン」のワードがここ1年ほぼトップ3に入っていることが特徴的です。

「フィルイン」とは、「一層残し」や「ベース残し」とも言われており、ジェルオフの際にベースジェルを削らない方法です。自爪を削ったり、アセトンを使ったりしないため、自爪への負担が少ないと言われています。付加価値の高い技術のため、40代の単価UPの背景にありそうです。