店販に注目!ヘアサロンで年間の購入金額が大幅UP!

ホットペッパービューティーアカデミーで発表するデータを研究員の解説や事例を交えながら、ご紹介するページです。

前回に続き、美容サロン利用実態調査の最新版「ヘアサロン編/美容センサス2021年上期」から女性のデータをもとに、今回は店販(サロンでのホームケア商品販売)について解説します。

※「美容センサス上期」は毎年2月に調査を実施。今回(2021年)がコロナ禍で初の調査結果です。

(解説:ホットペッパービューティーアカデミー研究員 田中公子)

30代と40代の店販購入率がコロナ前から増加!

最初に、過去1年の店販購入率について。女性全体では14.6%と前年から0.7ポイント減少しています。

一方で年代別の購入率では、30代、40代女性が増加

30代は17.0%(前年比0.4ポイント増)で、20代と並び年代別の購入率1位に。また、40代も、14.5%(前年比1.3ポイント増)とコロナ前から増加しています。

コロナ禍でオトナ女性の店販購入者が増加した背景には、30代、40代女性の「髪質改善意欲」がコロナ禍で大きく上昇していることもありそうです。(関連記事「【女性の髪悩み②】コロナで変化!?「髪質」にこだわる女性」)

店販の年間購入金額は、コロナ禍に大幅増加!

次に店販の年間購入金額をみてみましょう。

こちらは女性全体平均で、2021年の年間購入金額は10,958円。前年から764円増(前年比7.5%増)し、コロナ前から大きく増加しました。

年間購入金額は2年連続で増加していますが、注目しているのは伸び率。2019年から2020年にかけては2.4%増、2020年から2021年は7.5%増です。コロナ禍に、さらに増加したことが分かります

店販利用者のお客さまの中で、「(コロナ禍で来店頻度が落ち込む分)自宅ケアを、もっとしっかりしなくては」という意識の高まりを感じます。