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テレワークの増加によって、ネイルに意欲的!?

コロナ禍で一気に浸透したテレワーク。現在もテレワーク中の方や、テレワークと出社のハイブリッドになっている方も多いのではないでしょうか。テレワークによって、ネイルの意識に変化があったかどうかを聞いています。

「テレワークの増加あり」の人と、「テレワークなし/変わらず」の人とを比べると、「テレワークの増加があった」人のほうが、ネイルに対する興味や、意欲があがっているのです!

美容において、自宅で過ごす時間が増えて人目を気にすることが減ることで「ちょっと新しいことに挑戦したい」と思う人が増えているようです。例えば、ヘアの「ハイトーンカラー」や「インナーカラー」人気もそのひとつ。

ネイルにおいても、自宅でテレワークしている間は、指先を見る時間が増えますので「ちょっと指先を華やかにしたい」「人目を気にせず新しい色にしてみたい」という気持ちが起きている人も少なくないでしょう。

女性のネイルに対する、男性の評価は?

最後に「男性が女性のネイルをどう見ているのか?」について、データをご紹介します。

こちらは1年以内にネイルケア・カラーをしている、または、ネイルに興味がある男性を元にした調査ですが、1位は「おしゃれ」、2位は「美容意識が高い」、3位は「身だしなみに気をつかっている」とトップ3に好意的な評価が並び、ネガティブな評価は6位の「抵抗感がある」のみ。

ネイルに理解のある男性は、女性のネイルに対してもポジティブな捉え方をしています。これは美容意識の高い男性のデータにはなりますが、男性の美容意識の高まりや、社会全体の多様性に対する受容を背景に、男性全体でも女性のネイルに対する感じ方が変化してるように感じます。

ヘアカラー(おしゃれ染め)は、多くの職場で受け入れらえるようになってきています。ネイルもカラーやデザインを「場にあわせることにより」職場で受け入れられつつあるようにみえます。

EDITORIAL NOTE

今回の調査で画像提供いただいた、東京の笹塚・千歳烏山にあるネイルサロンの「Quintet nail」さんでは、「コロナウイルス流行のはじめでは、在宅ワークになりプライベートなお出かけも減ったため、誰にも見せないからと、シンプルネイルにされる方が多かったです。

しかし、その後徐々に、お出かけ出来なかったりマスクでメイクもあまりしなくなったことから、『せめてネイルくらいは派手にして元気を出したい!』、『在宅ワークが定着し出社しないので、会社の人の目を気にしなくて良いから』との理由で華やかなネイルにする方が増えました。」(千歳烏山店 店長 臼井 洋乃さん)とおうかがいしました。

ネイルは着飾るだけではなく、「女性の心を元気にする」パワーがあります。ネイルによってお客さまの笑顔を引き出し、より豊かな生活を送っていただく…それが実現できるのが、ネイリストさんなのです。

Quntet nailさんのインタビューはこちら(3P目)

ご紹介した調査はこちら

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文責

  • 田中公子

    田中公子(たなかきみこ)

    ホットペッパービューティーアカデミー研究員

    前職は経営コンサルティングファームでIT業界の業務改善に携わる。リクルート入社後、ホットペッパービューティーの事業企画を経て、2012年から現職。

    調査研究員として、「美容センサス」をはじめとした美容サロン利用調査や、美容消費の兆しを発信。セミナー講演、業界誌・一般誌・テレビなど取材多数。

    ◎寄稿・連載
    「ビューティ・インサイト」(WWD)、「数字で読む美容トレンド」(BEAUTOPIA)、「美容サロンの経営塾」(国際商業)、「美容トレンド最前線!」(ファッション販売)ほか
    ◎共著
    『美容師が知っておきたい50の数字』『美容師が知っておきたい54の真実』(女性モード社)、『データで見るエステティックの今とこれから』(フレグランスジャーナル社)

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