コロナでの変化!サロン経営のキーワード、「シン密」とは?
今回、私たちが発信する美容業界の兆しキーワードは「お客さまとの新しい信頼の絆=シン密(シンミツ)~新密・心密・深密~」です。
コロナ禍での事例をひもとくと、お客さまのサロン選びの基準は、技術メインの信頼だけではなく、「技術以外の部分」に対する信頼へと大きく広がっていました。
さまざまな方法で、コロナ禍にお客さまとの間に「新しい信頼」を生み出し、「心の信頼」の絆を強め「深い信頼」へと進化させていく、そんな「信頼が密になる=シン密」サロンに注目しています。
「シン密サロン」の事例を2つピックアップして、ご紹介します。
シン密サロン事例/ヘアサロン「hair garden 10derness」(千葉)
お客さま一人ひとりに向き合った、丁寧な口コミ返信&DM
4年連続「ホットペッパービューティーアワード」受賞の実力
コロナ前から、定型文などは一切使わず「お客さまにお手紙を書くような」丁寧な口コミ返信を実施し、日頃の接客や技術と併せて信頼を獲得。
緊急事態宣言時には特別なDMを配信。お客さまに対する想いを切々と伝えたところ、「感動して泣きそうになった」「サロンに行ってもいいんだ、と安心した」などの反響が。
その結果として、予約が約5倍に増加。その状態は現在まで続いているそうです。(「hair garden 10derness」代表 海野さんのインタビューをよむ)
シン密サロン事例/ヘアサロン「ORO」(大阪)
ジムは「ヘアサロンへの来店頻度UP」のきっかけづくり
サロンに通うVIPのお客さまは、ジムの月額費が無料に
コロナ禍の2020年10月に、ヘアサロンと同じビル内にジムをオープン。SNS映えを徹底意識した広いフィットネス空間は、お客さまの美容意識の「育成」が目的です。
ヘアサロンのお客さまであれば、利用料金は月額5,000円。さらに年間18万円以上使うVIPのお客さまは月額無料に。トレーニング中は別フロアに設置した認可外保育園を1,000円で利用可能。
コロナで来店周期がのびる中、「せっかくジムに来たならヘアサロンにも行っておこう」という使い方で、逆に来店頻度UPにもつながっている」とのこと。
ジムに続きOROさんが今年新たに挑戦する「カフェ事業」にも注目です。(ORO代表 伊藤さんのインタビューをよむ)
※この他にも「コレカラ会議」では、店販事例やオンラインカウンセリングなどの事例を数多く発表しました!ぜひコチラもご覧ください!
「コレカラ会議」とは?
世界中の人々がコロナ禍に見舞われ、当たり前の生活もままならない昨今。なんとかお店を続けたい、お客さまに喜んでもらいたい、従業員を守りたい…そんな思いで経営を続ける多くの方々。リクルートではサービスを通じて、「街を元気にしたい」「集客をしたい」などお店の想いに寄り添ってきました。が、今できることは領域を横断して不可逆な変化から見える“兆し”を発信することではないかと考え、「コレカラ会議」という情報発信の取り組みを実施しています。
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