サロンへの就職活動、応募は何社?仕事の重視点ランキングを公開!

ホットペッパービューティーアカデミーが発表するデータを、研究員の解説や事例を交えながらご紹介するページです。

今回は、求人・採用に関する調査データをご紹介!

美容業界は2020年4月の一回目の緊急事態宣言時にも他の業界ほど集客の一時的な落ち込みはありませんでした。改めて美容サロンの価値を感じるカスタマーも多かったでしょう。

集客が増える中で、「人手が足りない」とこれまで以上にお悩みの経営者の方も多いのではないかと思います。データから採用に成功するヒントを探っていきましょう。

(解説:ホットペッパービューティーアカデミー研究員 田中公子)

美容業界は慢性的に人手不足

こちらは美容室の店舗数と、新規美容師数(国家試験合格者数)のグラフです。このグラフからはサロンの店舗数は増えていますが、新規美容師は減少傾向にあります。つまり、1店舗あたりで新たに採用できる人数が減っているということ。採用に苦労されているサロンは多いのではないでしょうか。

少子高齢化や若者の価値観が変わる中で、求人を募集すれば、応募者が来る…といった時代ではなくなってきています。応募者の実態を見ていきましょう。

約7割が複数サロンを比較検討、4割強は2サロン以上に応募

次に転職を経験した人の「サロン探し」と「応募」のデータをみてみましょう。サロンの情報収集時に、「1サロンのみ」と答えた人は約3割のみ。約7割の人が複数のサロンを比較検討しています。さらに応募のタイミングでも、1社だけではなく、「2サロン以上」を受ける人は4割強いるのです。

つまり、多くの「競合サロン」の中から求職者に自サロンを「選んでもらう」必要があるということです。求職者が情報収集する際に、求職者のニーズにあった情報を出していくことが必要です。

では、求職者がサロンの仕事に望んでいるものは何でしょうか?