【アイ】施術メニューのトレンドを解説&店販売れ筋ランキング

コロナ禍のマスク着用で、注目が高まった「目元美容」今回は、「美容センサス2023年上期<アイビューティーサロン編>」(2023年6月発表)より、アイビューティーサロンにおける女性の利用動向をご紹介!人気メニューの年次トレンドや、店販データについても解説します!(ホットペッパービューティーアカデミー研究員 田中公子)

利用率は8.4%、20代女性の利用は約2割

※女性15~69歳・単一回答
出典:「美容センサス2023年上期<アイビューティーサロン編>」

過去1年のアイビューティーサロンの利用率は、2023年は8.4%。2022年からは0.9ポイントダウンしましたが、コロナ禍前よりも高い水準で推移しています。

※女性15~69歳・単一回答
出典:「美容センサス2023年上期<アイビューティーサロン編>」

年代別には、20代女性の利用が最も高く19.3%。マーケティング用語でいう「キャズム」(商品が一般に広く普及するために超えるべき壁(スコア)=16%)を超えており、今後の利用者層の拡大が期待されます。

1回あたり利用金額は増加傾向

※女性15~69歳・1年以内のアイビューティーサロン利用者・実数回答
出典:「美容センサス2023年上期<アイビューティーサロン編>」

サロンの1回あたり利用金額(客単価)は2年連続で上昇しています。これには、前年からの値上げの影響も考えられますが、店販購入や「まつげパーマ、まつげエクステンションに眉毛メニューを追加する」などのオーダーの影響もありそうです。

年間利用回数は、コロナ禍から回復傾向

※女性15~69歳・1年以内のアイビューティーサロン利用者・実数回答
出典:「美容センサス2023年上期<アイビューティーサロン編>」

1回あたりの利用金額が増加すると、来店頻度は下がってしまうのでは?と考えられる方もいるかもしれません。ところが、サロンの年間利用回数は、4.76回と2年連続で増加しています。

2021年には、コロナ禍の影響で来店頻度が大きく減少しましたが、外出機会の増加にともない年々回復傾向にあります。また値上げがあっても、アイビューティーサロンの利用は減らしたくないと考える人が多い結果ともいえるでしょう。