学ぶ。つながる。発信する。美容の未来を創る場所。
成功サロンの秘訣
サロン課題に応じたラインナップをそろえた、ホットペッパービューティーアカデミーのセミナー。
受講後、課題解決に向けた取り組みを始めたサロンの事例をご紹介します。
vol.19BEAUTY LINE 横浜店(神奈川県横浜市)
2017年10月にオープンした「BEAUTY LINE 横浜店」は、ネイルとまつげエクステのメニューを用意した美容サロン。20代を中心にした女性スタッフがはつらつと働き、「雰囲気、居心地がいい」という口コミが多数寄せられています。お客さまの心をがっちりつかむ接客は、教育の成果といえるでしょう。どんな取り組みをしているのか、うかがってみました。
チーフとしてお店を任されるようになった安藤さん。ネイリストとして自分ががんばればよかった立場から、スタッフを監督する役割になってみると戸惑うことがしばしば。どう伝えたらいいのか?自発的に動いてもらうには…?スタッフの育成術について悩んでいた。
スタッフ育成といっても何から手をつけたらいいのだろう?スタッフの性格やタイプがそれぞれ違うように、「スタッフにやる気を出させる方法」は、一つではない。「スタッフに指導する際のコミュニケーションのポイント」や「育成の基本スキル」について理解し、自サロンのスタッフにどう関わっていくべきかを考えていく。
以前は気になることがあったときに行っていた個人面談を、月1回の定例にしました。面談では悩みやがんばりたいことなどを話し合い、毎月の個人目標を決めます。そして翌月は前回決めた目標の進捗状況を振り返り、今後どうしていくかを決めるという流れです。
明確な目標を定めたところ、スタッフたちは自分がやるべきことを意識するように。日々の考え方や行動も、目標に応じたものへと変わりました。そして一つの目標をクリアしたら新たな目標を立てて進むので、どんどん目標が高くなり、スタッフがレベルアップしていると感じます。
以前は定期面談がなかったので、ちょっとした悩みならばわざわざ相談しないままにしていたと思います。でもいまは少なくとも月1回は話し合う機会があるので、スタッフが悩みや疑問を抱え込まずに伝えてくれるようになりました。
一つはその日の予定ややるべきことを伝えて、書き出すようにしました。これは受講した際、「作業効率を上げるためにやることリストを作ろう」と教わったことをヒントに始めたこと。毎日必ずやることではなくて、月初めの発注に備えて今日はパーツの在庫チェックをするとか、今日はAさんと面談をする、など日替わりのリストを用意しています。
もう一つは、業務連絡に加えて「休日に何をしたか」「最近嬉しかったこと」などテーマを決めて、みんなに発表してもらうことにしました。そして発表が終わったら、聞き手は拍手。これも講座を参考に始めたことです。
日々のやることを朝礼で話す前は、業務途中の空き時間を見て「月末だから在庫チェックしてね」などと伝えていました。朝一番に伝えるようにしてからは、スタッフが自分で時間配分を考えて効率よく働くようになりました。
朝礼で業務連絡だけしていると固い雰囲気になりがちですが、話題を決めて発表タイムを設けてからは笑いもおきて、場が和らぎました。その雰囲気のまま開店するので、お客さまを明るく迎え入れられるように。お客さまにも伝わるようで、「スタッフさんたちの仲がよさそう」とか「居心地がいいお店だね」と言っていただくことが増えました。
スタッフをどう育てたらいいのか悩んでいたので、講座はとても参考になりました。おかげでみんなの成長を実感していますが、スタッフがもっているいい面をもっと伸ばすサポートができるようになることが課題。
たとえばお客さまと楽しく話すのが得意だけど言葉遣いに気をつけてほしい場合、話し方の改善に気をとられると緊張して会話が弾まなくなったりするでしょう。いい面を伸ばしつつ足りない点も補うのは難しいですが、みんなの個性を伸ばせるようになれたらと思います。
チーフ・安藤梨奈さん
ひとりひとりが強くなる スタッフ育成の基本ステップ
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