- 財務・経営力UP
「いつか店舗を増やしたい」と考えている方も、「今は考えてないけど、可能性はある」と思っている方も…サロンを経営するなら知っておきたい出店計画のキホン。コータくん、ZAIKKO先生と一緒に学んでみませんか?
今日の悩める店長・コータくん
売上が順調に伸びているので2店舗目を出店したいと思っているが、おカネの知識に自信がなく不安でいっぱい…。
今日の先生・ZAIKKO(ざいこ)
サロンの財務のプロ。時にやさしく、時に厳しくコータくんを導いてくれる。
えっ!黒字なのに融資が下りないの?
ZAIKKO先生。最近売上も伸びてきたし…「独立から3年目に2店舗目出店」っていう僕の目標、達成しちゃいそうだと思いませんか?
ワクワクしちゃうわね~♪ところで、2店舗目の資金はどうやって用意するの?
それは、金融機関に融資を申し込んで…。
そうなるわよね。でも、サロン経営が黒字でも融資が下りないケースもあるって知ってた?
え!そ、そんなことが?
そっか…売上をどんなに上げていても、ちゃんと利益を上げて納税していないと融資は受けられないんですね。
そういうことよね。節税を過度にしすぎると、手元資金が減るなど経営に悪影響が出る…というのは、「その節税対策、間違ってるかも?」で学んだわよね。
たしかに、自分の節税方法が間違ってるかも?という視点は、すごく勉強になりました。
3年目に法人化して納税額は減ったとしても、手元資金まで減ってしまっては銀行から信用を得ることはできないわ。「“3年目になるまでに法人化”それってホント??編」でも伝えた通りよ。利益をきちんと出して、手元資金を確保することが大切なの。
無料動画(8分27秒)はコチラ
融資が下りない理由を、もっとくわしく!
どのくらい利益を出せば、融資を受けられるの?
「独立から3年目に2店舗目」という目標を叶えるためには、どのくらい利益を出したら良いんでしょうか?
じゃあ、2年目の年間目標利益を見てみましょう。
ふむふむ。このケースだと、毎月50万円くらいの利益が出せれば安心ってことですね。
もちろん手元資金も必要よ。今の店舗で必要な資金以外に、余裕資金として200万円以上準備しておくとGOODね。
ちなみにまつげサロン・リラクゼーションサロンなどは、出店コストがヘアサロンより低く抑えられるので、年間利益は300万~500万円程度を目標にしておけば大丈夫よ。
無料動画(8分27秒)はコチラ
サロンの目標利益について、もっとくわしく!
どんな金融機関がベスト?
開業資金は日本政策金融公庫から融資を受けましたが、店舗展開の時も同じで大丈夫ですか?
日本政策金融公庫でも、開業から2期を終えると「一般貸付」という制度が使えるから、追加融資を受けることは可能よ。
だから同じところから融資を受けるのもいいんだけど…実は、民間銀行から融資を受けることもオススメなの。
そうなんですか?
費用が削減できたり、低い金利で融資を受けられたり…銀行にはそういうメリットがあるんですね!
そうなの。2店舗目をつくるなら開業3年目を目標にして、開業から計画的に進めるのがオススメよ。とはいえ、後からでも巻き返しは可能だから、あきらめないでいきましょうね。
大切なのは、利益をしっかり出してきちんと納税もすること…ですね!
その通りよ。がんばってね、コータくん♪