すべては、“人との縁”
2019年創業、たった2年で8店舗展開(美容室・エステサロン・飲食店)と、その急成長ぶりで注目を集める「CHAINON(シェノン)」。タレント・misonoさんのプロデュースで、大阪・北新地に2021年5月末にオープンしたエステサロン「美來夢(びらむ)」も話題だ。続いて、6月8日には、大阪・茶屋町に“美容室×ネイル×花屋×アクセサリー”の複合店「LAB.by CHAINON (ラボ バイ シェノン)」をグランドオープン。その狙いを、聞いた。
株式会社CHAINONエンターテインメント/代表・坂口 貴徳さん『コロナ禍での出店は、逆にチャンスだと考えます。みんながリスクを取らないところで、取っていかないと。エステサロンをオープンしたのも、コロナが長引く予測があったからです。エステは物販に強く、利益率が高いので。あと僕の出店は、すべて“人との縁”ですね。今回の複合スタイルは珍しいと思いますが、あるスタッフに“花屋×美容室をつくるのが夢だった”と言われたのが、きっかけ。「美容室と記念日」の関係は密接で、さらに「花屋」とも、相性がいいと考えました。「アクセサリー」も同様に、うちのスタッフがすでにオンラインで販売していたものが好調で、店舗にも置こうと。ヘアデザインに合わせた、アクセサリー提案もできます。ネイルは、すでに多店舗展開していてノウハウもある、仲のいい経営者とコラボしました。』
ホワイトでもブラックでもない…目指すは、カラフル企業!
社名の「エンターテインメント」があらわすように、坂口さんは「スタッフ=タレント」と考えている。『僕は芸能人の方と関わることが多いですが、みなさん、自分の個性を活かしているから輝いている。美容師・エステティシャンも同じではないかと。みんな違う色を持っている。一人ひとりの色を活かす=カラフルな企業でありたい。会社がプラットフォームとなって、スタッフのやりたいことを実現し、才能を開花させたいと思いました。』
事実、「CHAINON」には、アクセサリー製作&販売・グラフィックデザイナー・ボディジュエリスト(筆・グルー・パウダーを使い、体にアートをすること)など、複業で活躍しているスタッフが多い。
『そこから、“人の縁”がまた繋がっていきます。これらは、すぐに収益化しなくてもいい。全力でギブして、相手に勝ってもらう。僕は自分でオンラインサロンを主宰したり、コンサル業・商品開発などもやっているので、そこでの収益を美容業への投資にまわすことができます。まずは、スタッフがやりたいことをできる環境をつくる。それが離職防止となり、さらには優秀な人材が入ってくるという、好循環を生んでいます。』
▼「CHAINON」WEBサイト
▼「LAB.by CHAINON茶屋町店」ホットペッパービューティー
https://beauty.hotpepper.jp/slnH000537083/