美容室発!お客さまと一緒に「CO2削減」
美容室を中心に計11店舗展開する「NORA」(代表取締役:広江 一也さん)は、脱炭素化のためのソリューションを展開する「株式会社ゼロボード」(代表取締役:渡慶次 道隆さん)との共同で、CO2削減に向けた新たな取り組みを開始した。
まずは、2022年3月16日より「NORA渋谷店」にてスタート。美容室メニューで排出されるCO2量を、アプリによって見える化することで、お客さまを含めたカーボンニュートラル(地球上のCO2排出量と吸収量・除去量をプラスマイナスゼロにするという考え方)の浸透を目的としている。
消費者が自分の活動によって排出したCO2量を把握するだけでなく、実際に支払いし「カーボンオフセット(※)」をすることで、“気づき”から脱炭素に向けた行動変容までを促すツールとして提供できるよう、開発を進めてきた。
※日常生活や経済活動で削減努力をした上で、どうしても削減することができなかったCO2の埋め合わせをすること。例:CO2削減活動への寄付、他の場所で実現した排出削減量や吸収量の購入など
施術メニューでのCO2を、アプリで見える化
美容室でシャンプーやブローといった施術を行う際は、電気やガスが不可欠で、必ずCO2が排出される。それを“見える化”したのが、LINEアプリ「zeroboard me x NORA」だ。
【STEP1】髪の長さとその日受けたメニューを選択するだけで、お客さまは簡単にCO2排出量がわかる
スマホにLINEアプリ「zeroboard me x NORA」を友達追加→髪の長さとその日受けたメニューを選択するだけで、その日の施術で排出されたCO2量を算出(各メニューで行われるブロー時間やシャンプー時間については、NORAでのこれまでの実績値を用いて割り出し、その時間をもとに、ゼロボード社の技術によって 正確なCO2算出量を計算)。
【STEP2】CO2排出量分のクレジット金額を、NORAが支払う
算出されたCO2排出量を可視化し、オフセット金額を自動的に算定。そのCO2の量をカーボンオフセットするための金額を、ゼロボード社の技術によって計算。お客さまが使用した分のCO2排出量分のクレジット金額を、NORAが清算する形となる(将来的には、アプリに実装されるLINE PAYでの支払い機能も追加予定。希望によって、お客さま自身での支払いも可能となる)。
また、NORAの店舗で使用されるエアコンや照明などで排出したCO2量についても、NORAがクレジットを購入することで、店舗全体のCO2排出量分をカーボンオフセットする仕組みだ。
【STEP3】カーボンオフセットした証明書を取得→SNS に投稿できる
カーボンオフセット後、アプリにてカーボンオフセットした証明書を取得できる。NORAオリジナルSNSフレーム(Twitter、Facebook、Instagram)で、撮影した写真と合成し、SNSに投稿が可能。
「NORA」代表・広江さんは、今回のサービスについてこう語る。『個人でも手軽にできるカーボンニュートラルの活動を、美容室から先駆けてできることを、うれしく思います。カーボンニュートラルを、若者にとって“かっこよくて、おしゃれなもの”として位置づけ、美容室ならではの新しいカルチャーをNORAから発信していければと考えています』
▼「NORA」HP
「カーボンニュートラル」リリース