お客さまに、サステナビリティを考えてもらう“きっかけ”を
東京・銀座を中心に、美容室など国内外37店舗を展開する「Lond」。6名からなる共同代表のお1人、石田吉信さんを中心に、6年ほど前からサステナビリティに取り組んでいる。
社会問題が学べる冊子「Lond sustainable magazine(ロンド サステナブル マガジン)」を1年に1度、自社発行し、「Lond group」サロンの全てのセット面に配置しているのも、その活動のひとつ。「Lond」を訪れるお客さまは、年間20万人前後。施術の待ち時間などに冊子を読んでもらうことで、社会問題を知る“きっかけ作り”に貢献したい、との想いがある。

ペーパーレスの時代に、なぜ紙の冊子?『普及させるには、“手にとってもらう”ということが、まだ最も有効的なのではないか、という判断からです』と石田さん。FSC認証(森林を適切に管理し、環境や地域社会に配慮しているかどうかを第三者認証によるシステムで評価・認証する仕組み)を受けた紙を使用している
LGBT、国内外の貧困…いま考えるべき「人権問題」
3冊目となる今回は、“人権”に関することにフォーカス。「フェミニズムとジェンダー問題」「SOGIとLGBTQ+」「児童福祉」「国内外の貧困」などのテーマで構成された、全34ページ。
有識者へのインタビュー・対談をはじめ、難しい用語についてはイラスト付きの解説があったりと、理解しやすい工夫が随所に。また「Londにおけるサステナビリティの事例」を通して、“どのサロンでも明日からできる取り組み”のヒントがあるはず。
冊子発行に際して、石田さんは想いをあらたにこう語る。『僕は、サステナビリティのブランディングを“Lond group”に付帯したいわけではない。本気で社会課題を解決していくために、美容サロン・メーカー・ディーラー・ジャーナル、すべての分野の方々と連帯し、コレクティブインパクト(共同の効果を最大化するための枠組み)を起こしていくことを望んでいます』
なお、今回の冊子は「Lond」の以下サイトから、PDFでも読めるようになっている。ぜひ一読したい。
▼「Lond」サステナビリティ・CSRページ
※冊子は「Lond susutainable magazine Vol.3 全編PDF」より
https://www.lond.jp/recruit/sustainablilty-csr/28/