本場の韓国ヘアスタイルが叶う!
2022年7月10日(日)、東京都渋谷区・道玄坂にオープンする「Tiam shibuya(ティアム シブヤ)」。ともに、デザインカラー技術で圧倒的な人気を誇り、神奈川県を中心に展開する「Afinar(アフィナ―)」×「ONE’S(ワンズ)」がタッグを組んだ。日本のティーンに絶大な影響を与えているコリアンカルチャーと、日本の優れた美容技術を融合した「NEO ASIA style」を、世界に発信していく考えだ。
なぜ、2社がタッグ?
今回、2社合同で「株式会社F.O.S」を立ち上げた。「Tiam shibuya」のオープンは、その序章に過ぎないという。もともと親交があったというが、今回なぜタッグを組んだのか?
「Afinar」代表取締役/森田拓樹さん
『Tiam shibuyaは、単に美容室としてだけではなく、“韓国カルチャーの新たな発信基地”という位置づけ。サロンを起点として、韓国カルチャーに造詣の深い、芸能マネジメント会社と連携をし、多様な韓国カルチャーのプロモーションを展開予定です。そう考えた時、カット・インナーカラーなどの韓流スタイルが得意なONE’Sさんと、「KAMI CHARISMA」アレンジ部門の受賞サロン(2021年・2022年)である弊社が組むことで、よりシナジーを生み出せると思いました。教育面でも、お互いのメソッドを活かすことができます。』
「ONE’S」代表取締役/阿部清貴さん
『森田さんからお話をもらった時は、“彗星きたり!”と思いましたね(笑)。僕たちは3名の共同代表で事業拡大していますが、ワンマン経営をしていないぶん、組織としてカロリー分散ができている。だから、こういった突然のチャンスにも対応できるんです。』
さらなる広がりとは?
1店舗目の渋谷店に続き、日本全国の主要都市である大阪・福岡・仙台・北海道への出店を予定。特に意識しているのは、「今まで美容室だけでは成し得なかったマネタイズを創出する」こと。
「Afinar」/森田さん
『Tiamでは、“韓国で非常に流行っているけれど、まだ日本にきていないもの”を、いち早く日本のティーンに紹介できる起点になればいいなと…。そのために、EC展開などを含めた、韓国カルチャー関連のさまざまなビジネス展開を行うことも検討中です。
また、コロナ禍で元気がなくなってしまったサロンも多いのでは?僕自身はブランドサロンではないのでおこがましいですが、そういったサロンや、美容業界全体を盛り上げたいという気持ちが根底にありました。
F.O.Sとして、今後の構想はいくつかあります。YouTubeやTikTokを使って“美容師バトル”を生配信で行ったり、年内にはインフルエンサー連動型アイサロン事業も立ち上げる予定です。2023年は、カラー剤の開発&芸能プロモーション展開、Afinar・ONE’Sの教育をメソッド化した教育事業の展開などを視野に入れています。』
「ONE’S」代表取締役/鈴木佳人さん
『新卒の面接をしていると、8割がた“芸能関係の仕事がしたい” “ヘアメイクがしたい”といった声があるんです。ヘアメイク業界というのは、ヘアメイクの師匠に長い期間つくのが一般的で、労働条件も給与も、決して恵まれているとはいえません。今回の「美容×芸能」事業からのアプローチであれば、雇用や待遇を改善できます。野球の大谷翔平選手でいうところの二刀流のように、美容師×ヘアメイクといった形で、“一人ひとりが活躍できる場”が広がるといいなと思っています。』
「ONE’S」阿部さん
『ヘアメイクという職業が狭き門なのは、新しいやり方を構築できていないから。F.O.Sとして実績・信頼を積み上げて、美容師の“輝き”の部分をつくっていきたい。2社合同というと、仲たがいのリスクを考える人がいるかもしれない。でも、逆に万が一何かあった時は、リスクを分散できます。鎖国された状態に感じる美容業界を、開国したいというか…。美容業界の地位向上・待遇面の向上を目指すうえで、企業と企業が結託していくことは、必要不可欠。今回のタッグは、その第一歩です。』
▼「Tiam shibuya」ホットペッパービューティー
https://beauty.hotpepper.jp/slnH000597184/