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アシスタントによるヘアショー「JUNIOR TOKYO 6」イベントレポート

12サロンの理美容師アシスタントたちによるヘアショー「JUNIOR TOKYO 6」が、2023年10月3日(火)、東京・渋谷の「Spotify O-EAST」にて開催された。「将来の理美容業界を担う若い世代が、自由にクリエイションを発揮できる場をつくりたい」という想いから立ち上がったこちらは、今年で6回目となる。2部編成で行われたステージの様子をレポート!

第1部

 

※出演順に紹介(カギカッコ内はテーマ)

▲ABBEY『update』
レインボー・ゴールド・ブラック…さまざまな髪色をまとったモデルたち。ステージが緑のライトで照らされ、激しいリズムを奏でる。そのBGMに合わせて、小気味よくカットしていく。大胆不敵な顔のペイントもインパクト大!途中、曲調が変わったところでブローに突入。スプレーで髪に動きをつけて、見事にフィニッシュ。

 

▲LIM『  』
あえて空白のテーマ。コンピューターの機械音。スクリーンは「0(ゼロ)」という文字の連打から、幾何学模様へ。変則的なリズムの音楽もあいまって不思議な世界に没入。サロン名にもつながる「LESS IS MORE(少ないほうが豊かである)」というワードが、何度も浮かんでは消える。空白であるテーマに、その想いが潜んでいるように感じた。

 

▲KENJÉ『開頭術』
自作の詩だろうか。印象的な言葉がいくつか映し出される。焦燥感あふれるビートにのせて、カット&セット。先頭にいるモデルは、短めボブ&オンザ眉毛の前髪。そして、スクリーンには頭のレントゲンが!奇奇怪怪な雰囲気が漂う画像と、個性的なヘア&赤を差し色としたファッションが、不思議と調和していた。

 

▲DaB『chapter』
モデルの髪色は、華やかなピンク、パープル、ブルー…。白いケープが、その鮮やかさをより引き立たせている。スタイルが完成すると、ケープを華麗に脱ぎ捨て、ステージに一直線に並ぶ6名のモデル。クールな表情で決めた立ち姿が、なんとも壮観。ヘアスタイルは多様性がありながらも、どこか統一感があるのは、さすが!

 

▲DADA CuBiC『Power essence』
スクリーンに映る文字が、雨に流されていく。黒一色のスタイリストにまじって、中央の1名だけラボを想起させる白衣とメガネ姿。流れるような手さばきで、髪に動きをつけていく。色とりどりのモニターに映し出される、モデルのシルエット。終盤は激しい水の音が流れたあと、「Power essence」の文字が浮かびあがり、心地よい余韻を残していた。

 

▲PEEK-A-BOO『This is me!』
いろんな国の言語で映し出される「This is me!」。モデルも同様に多国籍で、個性豊かなファッション。それでありながら、全員が必ずどこかにデニムを入れているのがポイント!美しい手さばきで、スプレーを吹きつける所作の美しさは圧巻。大きく手拍子をしたあとリズミカルに踊り出すパフォーマンスが、ステージで映えていた。

第2部

 

▲Ash『風凛華山』
異次元空間に迷い込んだかのような錯覚を起こす、複雑な模様がスクリーンに映し出されたところからスタート。オブジェのような髪飾りをまとった編み込み、黒髪の姫カットなど、どこか「和」を感じさせるテイストのヘアスタイル。眉毛にキラキラのゴールド、赤いアイシャドウ、緑のアイラインを跳ねあげるなど、アバンギャルドなメイクも斬新!

 

▲TWIGGY.『Circulation』
キャリーケースのように、颯爽と引っ張られて登場したモデルたち。ステージが真っ暗になったあと、カットを開始!緑×黒の髪を、大胆にバリカンでカットするなど、どのスタイルもエッジが効いている。「AI化が進んでいる今の時代においても、美容師はAIで成り代わることのない職業でしょう」との強いメッセージで、締めくくった。

 

▲TONI&GUY『CHAOS』
黒いケープの上に、ピンク・イエロー・グリーンの蛍光色の線をまとって登場。暗闇のなか、爆音でかかるミュージック。一転、落ち着いた曲調に変わったところで、ケープを脱ぎ捨てる。そこにあらわれたのは、前衛的なヘアスタイル&ファッション。ブラックのリップや、赤いつけまつげと、メイクにも独自の世界観が際立っていた。

 

▲HONDA PREMIER HAIR『ASIA BLACK』
会場に響き渡る、琴の音色。バックに富士山と雲海があらわれたあと、DJによるテクノポップがミックスされ、琴奏者とのセッションが激しさを増していく。衣装やメイクの差し色である「赤×ゴールド」が、アジアの雰囲気を演出。スプレーで仕上げたヘアは、まるでそこに風が吹いているかのような動きを出していたのが印象的。

 

▲MINX『OUT GOING』
モニターに、「50人のオーディションから選ばれた MINXのニューフェイス6人」の文字。一人ひとりの名前がバーンと紹介されながら、カットを魅せていく。スタイリストは黒い服=黒子に徹しながらも、さすが選ばれた精鋭たち。強い存在感を放っていた。鮮やかなライトのなかを歩くモデルたちが威風堂々とポーズを決め、テンションはMAXに!

 

▲uka『SELF LOVE』
髪がカットされる様子を、スマホで自撮りするモデルたち。その姿がスクリーンに大きく映し出される。そして、「多毛」「直毛」「癖毛」「硬毛」などの文字が…。赤は、情熱・愛といった気持ちを表現しているのだろう。テーマは「SELF LOVE」。“髪悩みがあっても、自分の髪を愛してほしい”という前向きなメッセージが伝わってきた。

 

いずれのステージも、JUNIOR=アシスタントとは思えないクオリティと、堂々たる姿!このヘアショーでの経験が、彼らをさらなる成長へと導いたことは間違いないだろう。

 

「JUNIOR TOKYO」公式Instagram
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