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クーポンは金額以外もしっかり見る!

※女性15~49歳(複数回答)、1年以内のHOT PEPPER Beauty利用者
※出典:ホットペッパービューティーアカデミー「【人口規模別】サロン利用実態調査」(2023年3月)

では次にクーポンの中身を見ていきましょう。「金額だけでなく、クーポン説明もしっかり見る」カスタマーはなんと91.4%!多くの競合店の中から、カスタマーに選ばれる理由は、値引きだけではありません。

例えばヘアサロンであれば、「カット+カラー」「カラー+トリートメント」「カット+カラー+トリートメント」など、さまざまな組み合わせのメニュー(バリエーション)をそろえることも必要でしょう。

また、最初に目に入る「クーポン名」が分かりやすいことも重要ですね!

クーポンは写真つきのほうが予約につながる!

※女性15~49歳(複数回答)、1年以内のHOT PEPPER Beauty利用者
※出典:ホットペッパービューティーアカデミー「【人口規模別】サロン利用実態調査」(2023年3月)

「クーポンには写真があったほうが、予約したい気持ちが高まる」は84.1%。こちらも高いスコアです。

分かりやすいクーポンの説明は、文章だけよりも写真も一緒にあるほうが、より施術のイメージが湧きやすいでしょう。写真は、若年層ほどニーズは高く、文字よりも視覚的な訴求のほうが効果的と考えます。

クーポンは単価アップにもつながる⁉

※女性15~49歳(複数回答)、1年以内のHOT PEPPER Beauty利用者
※出典:ホットペッパービューティーアカデミー「【人口規模別】サロン利用実態調査」(2023年3月)

最後に驚くデータをご紹介!「良さそうなサロン・メニューがあれば、予算を少しオーバーしても予約したくなる」は74.2%に!

クーポンは「お得」がウリのはず…が、クーポンによってメニューの魅力に気づき、逆に「単価アップ」するケースもあり得るのです!

今回、データを見てクーポンのイメージが変わったという方もいらっしゃるのではないでしょうか?「クーポン=値引き」だけで使ってしまうのは、もったいないと思いませんか?ぜひデータを参考に、効果の出るクーポン戦略に取り組んでいただければと思います!

EDITORIAL NOTE

クーポンを作成する際には、「ターゲット」(どんなお客さまに来てほしいのか)をイメージしながら、メニューの組み合わせや、クーポン名を考えることが大切です。

若年層なのか、オトナ女性なのか、どんなニーズがあるのか?予算はどのくらいかけられそうか…?

お客さまのイメージが具体的であればあるほど、選ばれやすいクーポンを作ることができるでしょう。

ご紹介した調査はこちら

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文責

  • 田中公子

    田中公子(たなかきみこ)

    ホットペッパービューティーアカデミー研究員

    前職は経営コンサルティングファームでIT業界の業務改善に携わる。リクルート入社後、ホットペッパービューティーの事業企画を経て、2012年から現職。

    調査研究員として、「美容センサス」をはじめとした美容サロン利用調査や、美容消費の兆しを発信。セミナー講演、業界誌・一般誌・テレビなど取材多数。

    ◎寄稿・連載
    (2022年5月~2022年10月)「ビューティ・インサイト」(WWD)、以下連載中「数字で読む美容トレンド」(BEAUTOPIA)、「美容サロンの経営塾」(国際商業)、「美容トレンド最前線!」(ファッション販売)

    ◎共著
    『美容師が知っておきたい50の数字』『美容師が知っておきたい54の真実』(女性モード社)、『データで見るエステティックの今とこれから』(フレグランスジャーナル社)

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