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第3章ホワイトな労働環境を整備

「8時間労働なら全力疾走できる。
だから生産性は高くなる。」

「flammeum 関内店」は、骨格診断ファッションアナリストが在籍し、骨格から似合う髪型、ファッション、メイクを診断してくれる

1号店のオープンから5年目を迎えて、現在は9店舗。スタッフの募集には、採用しきれないほどの応募があるそうですね。労働条件を教えてください。

8時間労働、営業時間内の練習時間確保、完全週休2日制、手厚い給与体系といった、いわゆる「ホワイト」な環境です。

それは最初からですか?

初めは待遇面も整ってはいませんでした。でも労働時間が長いと続かないことは、過去の経験から知っていた。だから、どうしたら辞めずに働き続けられるのかを考えて、できることから取り入れていきました。

「ホワイトな環境にしていかなくては」と改めて思ったのは、まつエクのサロンをやったことも大きいですね。まつエクのスタッフさんたちって、いわゆる一般企業で働く女性と同じ考え方なんです。美容師の慣習に染まっていない。「有給休暇がほしい」「労働時間が長いのは嫌だ」と言われて、最初は「あ、そうか」と思いました。わかっていたけど、改めて気付かされたというか。

そうして彼女たちの意見を聞いて、一つひとつ叶えていったらすごくよく働いてくれるようになったんです。それで、この環境を美容室にも導入していきました。

給与体系は業務委託サロンを参考にしました。うちは社員なので基本の固定給があるけど、歩合制をプラスして。「稼げるという業務委託の利点プラス、雇用環境もしっかり整えたら長く働いてもらえる」という考え方です。

スタッフの意見を聞いて取り入れていったというお話ですが、対話を重視されているんですね。

独立前に勤めていたところでは、サロンのトップと話す機会がありませんでした。そして不満を抱えたまま辞めていく人も多かった。だから自分はなるべくコミュニケーションをとる時間を作ろうと思ってやっていました。実際に話を聞くことでしかヒントは得られませんから。

想いを聞き出すためにコーチングの勉強をしたり、話を聞くことで経営に対する学びがすごくあるんですよ。それに、意見を言ったスタッフは責任感をもってやってくれますしね。店舗数が増えた今は、全員との時間をとるのは難しいので、各店のオーナーに同じようにしてもらっています。

ホワイトな労働環境にすると、生産性や売上は担保できるのか?と、懸念する意見もあります。

たとえば100m走は速い人でも10秒くらい、でも400mリレーの日本記録は37秒台なんですよ。なぜ単純に100mを4倍した40秒じゃないのか?それは全力疾走をしてトップスピードのまま次の人にバトンをつなぐから。同じように8時間集中して働いて、それを次につないでいくと生産性はむしろ上がる。長時間だらだらと働くよりもバトンタッチさせることで働きがよくなると思うんです。

僕がまだ勤めていた時に働く仲間を見て思ったのは、「みんな疲れているな」ってこと。僕はいくらでも働けちゃうタイプだけど、みんながそうじゃない。朝弱い人は夕方から火が着く、朝よく働く人は夕方になるとパワーが落ちる。パワーが持続する時間って、そんなに長くないんだなと感じていました。

だから「いかにしてみんなを全力疾走させるか」を考えて、早番、遅番の得意な時間に働けるようにしています。店の営業時間は13時間あるけど、8時間でバトンタッチさせる。そうして全力疾走させると、ホワイトな8時間労働でありつつ、驚くほどの売上にできるんです。

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