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第4章グローバル展開へ

「正解がわからないのは海外も同じ。
挑戦しないと、前には進まない。」

サッカーフランス代表、パリ・サン=ジェルマン所属のキリアン・エムバペ選手が「バルクオム」のグローバルアンバサダーに。写真は、2019年6月に行われた「来日イベント」より

現在は国内のほかに台湾、中国、韓国でも販売されています。海外展開を意識したのはいつから?

初めから海外は視野に入れていましたが、具体的に動いたのは2017年からです。その年にMBO(マネジメント バイアウト:経営陣による株式の買い取り)をして、父親の会社の一部門だった形から独立して「株式会社バルクオム」を立ち上げました。それから第三者割当増資で2億円の資金調達をして。これは海外展開をするために行ったものです。

海外進出はどういった流れで進めたのでしょう。日本とは商習慣が違って大変な面もありそうですが?

ブランドができた当初からいる社員が、売上も少ないころから「30歳になるまでに海外の仕事をしたい」って話していて。じゃあやってもらおう、とその人に役員に就任してもらって海外担当を任せました。それから日本になじみがあるアジア圏からスタートすることにして、台湾は現地に組織を置いて、韓国には子会社を作りました。中国はいまのところ販売代理店に製品を卸して扱ってもらっています。

商習慣の違いに関しては、あまり問題視していません。なにせ、日本の商習慣も知らない状態から起業していますからね(笑)。わからない点で言えば日本も海外も同じです。違って困るなというよりも、「こういうSNSの投稿だと海外でも反響が大きいんだ」とか「製品に対する考え方は同じなんだな」とか、日本と共通している点を見つけるのは楽しいですよ。

万全の準備をして着手するというより、やりながら正解を探すタイプという印象です。

まさにそうですね。やってみないことには進みませんから。いま韓国では日本製品の不買運動もあって正直厳しい面もあるんですが、そういう問題に直面しても、どう乗り越えるかを考えます。

先日はサッカーのフランス代表、キリアン・エムバペ選手をグローバルアンバサダーに起用されて話題になりました。これも海外展開を意識したものですか?

海外シェアを伸ばすことを意識しています。グローバルに展開するプロジェクトとして誰がふさわしいのか、という視点で彼に決めました。あとは単純に、僕が彼に会いたかった(笑)。

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