3/20[Tue] @Tokyo EVENT REPORT for ouner and manager 3/20[Tue] @Tokyo EVENT REPORT for ouner and manager

イベントで学ぶ 産休・育休・時短の始めかた

深刻な人手不足が続く今、「女性スタッフが結婚・出産しても、長く活躍できる環境づくり」はサロン経営における最重要テーマの一つ。そこで求められるのは「産休・育休・時短」制度の導入です。
でも「何から始めればいいかわからない」という悩みも多いのでは?そこで今回は、「始める前の不安」を解消するイベントを開催。その内容をダイジェストでご紹介します。

GUEST SPEAKER 登壇ゲスト

社会保険労務士法人秋田国際人事総研

代表 秋田繁樹さん

人事労務のスペシャリスト。通常の社会保険労務士業務の他、多店舗展開の美容室の労務管理や就業規則、社内規定にも詳しく、多数の美容室を指導・相談。著書『美容室・はじめての労務管理と就業規則』など。

Dilla(ディラ)

代表 鈴木孝昌さん

埼玉にてヘアサロンを2店舗展開。スタッフ14名のうち、ママスタッフは3名。1店舗目オープンの際にスタッフの妊娠が判明。小規模サロンでさまざまな工夫を凝らしながら、ママスタッフの定着と活躍を実現してきた。

MODERATOR 司会進行

ホットペッパービューティーアカデミー 服部美奈子

元・美容師。立ち上げ時からアカデミーを担当。全国で講師を務めるほか、「女性活躍」「訪問美容」をテーマに活動している。

PROGRAM プログラム

第1部

社会保険労務士(社労士)の秋田さんが登壇し、サロンの方が意外と知らない労務知識などを解説。クイズ形式で例を挙げながら、まず押さえておきたい基礎知識をわかりやすくひも解きます。

  • 「女性活躍」に取り組む
    メリットと、取り組み全体像

    労働人口が減少するなか、働き手確保のために「女性活躍」が求められる背景をおさらい。そして、女性が安心して働ける環境づくりに必要なものとは…?

  • 産休・育休のキホン

    スタッフが産休や育休に入る際、どう対応すべきか例題にそって参加者同士でディスカッション。正しい対応策や利用できる制度について、社労士の秋田さんが解説。

  • 時短制度のキホン

    時短勤務スタッフの雇用形態は正社員かパートか?給与体系は時給か固定給、それとも歩合…?それぞれのメリット、デメリットや、選択する際のポイントを解説。

  • 社会保険のキホンと、
    休職中の費用

    「社会保険」「労働保険」って何だっけ…?そんな基本の部分から、保険の加入条件、サロンやスタッフが負担する保険料の割合などについて学びます。

第2部

女性活躍の取り組みで直面する課題はさまざま。
産休や育休を導入しているヘアサロンオーナーの鈴木さんが実体験をもとに、その対策を披露。時短勤務時の給与計算もワークを通じて参加者が実践!

  • 「産休・育休・時短」
    取り組みサロンの体験談

    産休や育休による売上減少額や、「女性活躍」に取り組むメリット・デメリットなど…。気になるポイントについて鈴木さんが語る経験談は、ためになるものばかり。

  • 自サロンで
    取り組むとしたら?
    売上カバーと時短の給与設定

    「売上100万円、給与30万円のスタッフが産休・育休をとる」と仮定。残されたスタッフは実際にいくらの売上カバーが必要?復帰時の適切な給与額は?計算式に当てはめて算出にチャレンジ。

  • こんな時、どうする?
    よくある疑問集

    産休制度を利用しないスタッフに納得してもらえる説明法、産休明けの復帰時に気を付けるポイント…。社労士・秋田さんとサロンオーナー・鈴木さんが、よくある疑問に回答。当アカデミーが全国で取材したサロン事例からも、お悩み解消のヒントをご紹介。

  • 質問タイム

    イベント参加者からの質問に、登壇者2人が回答。「休職者の補助をするスタッフのやる気は持続するのか」「育休明けの有給休暇はいつから発生?」など、投げかけられた疑問や悩みはさまざま。

同じテーブルになった参加者同士でケーススタディに取り組んだり、互いのサロンの状況を話し合ったりと交流しながら進行。わかりやすいワークシートにそって例題の給与計算も行いました

産休・育休のキホン 例題

「出産の翌週から復帰」はOK?

社労士・
秋田さん

NG!

産後6週間は本人が希望しても働かせることはできません。その後2週間(産後7週目~8週目)も基本的にはNGですが、本人が希望し、さらに医師が認めた範囲の業務なら働くことも可能です。

その他にディスカッションした例題は…

「産休中の給与について」「育休取得は断れるのか?」「育休中の手当てについて」など

取り組みサロンの体験談

スタッフの産休・育休による失客を防ぐためにどんな対策をしている?

Dilla・
鈴木さん

担当者が休みに入る前のうちに、休職中の代打スタッフをお客さまに紹介します。また、目安がわからないとお客さまも待ちくたびれてしまうので、いつ頃に復帰予定かもお伝えしておきます。

社会保険はいつ加入した?
どうやって費用をねん出した?

社保加入は開業4年目です。まず社労士さんに必要な費用を算出してもらい、そのために必要な売上目標を設定。保険加入のために必要だとスタッフにも説明し、みんなで売上アップを目指しました。各自が目標を意識すると、動きが変わりますよ。

Dilla・
鈴木さん

MESSAGE 登壇ゲスト&アカデミーよりメッセージ

社労士・秋田さん

私自身が事務所のスタッフから、休職することがうしろめたそうに妊娠を打ち明けられた経験があります。産休・育休がとりやすい環境づくりをしているつもりでも、まだまだ伝えられていないんだなと実感しました。そうした経験があると悩みを共感してくれるので、みなさんも社労士を探す場合はスタッフを抱えている人を選ぶといいかもしれません。また、大切なスタッフの相談をするのですから、実際に事務所を訪ねて、どんな雰囲気の職場か確かめることもポイントですよ。

Dilla・鈴木さん

何名か産休スタッフを抱えてきた僕でも経験値はまだまだですが、経験をつむごとに前回よりもいい対応ができるようになりました。できることが増えていくと、産休・育休スタッフがいても会社が安定して運営できるようになるもの。取り組むにあたって不安もあるでしょうが、克服すれば会社が一歩前進できます。前向きに取り組んで経験値が増えれば、出産を機に辞めるスタッフも減るはず。そうして美容業界全体が、出産を経ても辞めない業界になってほしいなと思っています。

ホットペッパービューティー
アカデミー・服部

働き手の確保のためにも、なり手を増やすためにも、「スタッフが長く働ける環境づくり」は欠かせません。女性活躍はそのための、最初の第一歩です。全国100サロン以上を取材してきて、「女性活躍」には様々な形があると感じました。スタッフ5名以下の小さなサロンから、何十店舗もある大手サロンまで…やり方はそれぞれ。ぜひ私たちが集めた情報を活用いただき、ご自身のサロン経営に役立てていただけると嬉しいです。

And more…

ここでは紹介しきれなかった労務知識の解説や経験談、
すべてのQ&Aを収録した、イベントフルバージョンは動画で公開!

自サロンに活かせる、明日からのヒントがいっぱいです。

イベント動画をみる!

編集・取材・文/大西智与 撮影/久保田敦

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リクルートの「女性活躍プロジェクト」もチェック!

(株)リクルートは、“はたらく育児”を応援するプロジェクト、
「iction!(イクション)」という活動を行っています。詳細はコチラをClick!