顧客満足度UPのヒント
スーパーの女
1996年 日本 出演:宮本信子 ほか
4,700円+税 好評発売中 発売・販売元:東宝
あらすじ
激安店の出現によって、経営存続のピンチに追いやられたスーパーマーケット「正直屋」。困り果てた専務が、幼馴染みでありスーパー好きの主婦・花子とともに経営を立て直そうと奮闘するコメディ。本作の元素材となった小説の著者は、当時スーパーマーケットチェーン「サミット」の経営者だったことでも知られる。第20回日本アカデミー賞優秀作品賞・脚本賞受賞作。
ここが見どころ
とことんお客さま第一の視点に立ってみたら、どんなお店(スーパー)ができるのかを描いたお仕事系エンタメ映画の傑作。なぜスーパーの食品売り場は野菜から始まるのか、ご存知ですか? 身近に利用しているお店にどんな工夫やホスピタリティが隠されているのか、その裏側を覗けるのが面白いポイント。崖っぷちに立った「正直屋」は、自分たちのミッションが商品を売ることではなく、いいモノをお手頃に提供して買い物を楽しんでもらうことにこそあると答えを出します。そして、日本一お客さまの声を聞き、考えるお店を目指します。1996年製作の映画ということで、現在では当たり前になっているものもありますが、今でも充分に通用するノウハウが詰まっています。技術やおもてなし、居心地といった数字にできない仕事に従事する美容師さんに、オススメの一本です。
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「買い物にはドラマがある」
スーパー大好き・花子が「正直屋」の専務に言ったセリフです。花子が、スーパーに来た主婦の心理と行動を語ると、ひとりのお客さま像が立体的に浮かび上がり、ハッとさせられます。 -
チームで働く面白さにワクワク
自分の店に誇りをもち始めると、やがてスタッフの顔色が変わってきます。いい連鎖が生まれ、新しい商品づくりやセール方法について、どんどんアイデアが出てくるシーンは痛快! -
サービス精神120%のエンタメ作
本作自体もまた、どうすれば観客に楽しんでもらえるか考え抜かれたエンタメ作。テンポよし! ユニークなキャラクター多数! ライバルの激安スーパーに果たして正直屋は勝てるのか!? ぜひ楽しんでみてください。