連日の行列・・・早くも松山名物に!?
個人投資家から美容室経営者に転身したことでも知られる、美容室「CIEL(全国31店舗展開)」代表 山下 拓馬さん。2021年3月29日に、愛媛県・松山市に焼き芋専門店「芋ぴっぴ。」をオープン。開店初日は用意した70㎏もの芋が閉店時間を待たずに完売、目標金額の2倍以上もの売上に!約3週間が過ぎた現在も、連日行列&地元テレビ局の取材が複数入るなど話題を呼んでいる。
いま“焼き芋専門店”は、ブームともいえる。山下さんに、今後の勝算を勝算をたずねると…「焼き芋事業は、2年で投資回収を考えています。なので、仮に一過性だとしても、ブームが過ぎるまでに投資回収できる。でも、“芋ぴっぴ。”は観光客だけではなく地元、それも若い子から年配の方までリピートしてくれています。今後も、地元に根ざした経営をしていきたい」と語る。
美容・飲食に通じる、徹底したマーケティング!
店舗を構えるにあたり、松山市・ロープウェイ街を選んだ理由は?…「①界隈に、おしゃれなスイーツ感覚の焼き芋屋がない ②松山の大学生が、通学でほぼ通る場所である ③松山城に行く観光客は、その道を必ず通る」の3つ。
同じく松山市内にある美容室「CIEL」は、HOT PEPPER Beauty AWARD 2021・ベストサロン部門(四国)にて、GOLD Prizeを受賞したほどの集客力。美容師さんが、それぞれ自発的にお客さまに「芋ぴっぴ。」のリーフレットを渡す。そのお客さまから、また口コミが広がり…という好循環も生まれているそう。すでに「芋ぴっぴ。」2店舗目の物件探しも進んでいる。3店舗目以降は、美容室事業と同様、FC展開も検討。
「飲食は、“映える商品”を、お客さま自身が拡散してくれます。なので、“芋ぴっぴ。”の広告費はゼロ。また、商品の焼き芋を撮るときの背景ロゴはこちらで作るのではなく、お客さまが“ここで撮りたい”と思うスポットを、いつくか自然に作っておくといい。これは逆に、美容室にも活かせそう」とのこと。
「経営において、マーケティングは必要不可欠。美容室にしても、飲食店にしても、“仕組みをつくり、流行らせるストーリー”を実感できれば、経営が楽しいものになります。美容室事業、飲食事業、と単体では見ていない。スタッフの雇用など含めて、お互いに相乗効果のある方法を、これからも考えていきます」と山下さん。
▼「芋ぴっぴ。」HP。4/26~通販もスタート
▼山下さん著書『よそ者経営(幻冬舎・1320円)』4/29に発売
(元証券マンはいかにして「美容業界の革命児」となったのか。異色経営者の誕生&サクセスストーリー)
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