突出した才能がなくても、常に目の前のことに夢中で取り組めば道は拓ける
インフルエンサーや同業者までこぞって通う、眉毛とまつげの専門店「aile lash(エールラッシュ)」。
パーソナルカラー・骨格・顔パーツなどの診断や、独自の似合わせ理論をスタッフみんなで共有し、お客さまが再来したくなる感動接客をマニュアル化。そんなスーパーウーマン泉さんに、今のキャリアを築くまでのエピソードを伺いました。
美容師からアイデザイナーに転向し、 女性の活躍を後押しする実業家
泉愛里 Airi Izumi
aile lashグループ 代表
13年
高知県生まれ
炎のチャレンジャー
- 上京して都内大手サロンへの就職を決めたきっかけは?
カリスマ美容師ブームで、AFLOATの宮村さんに憧れていた
当時、AFLOATの宮村浩気さんのようになりたいと、心底憧れていました。ただ、どれだけ宮村さんのセミナーに通ってスタイリングやデザインを学んでも、悲しいことに私がいた地方のサロンではその技術を使う機会がなかったんです。だからまずは、東京に出ることから始めなくちゃ、と思いました。
- 自分のアピールポイントはどう考えましたか?
コンテストでの優勝経験を話し、決めたことをやり抜くカをアピール
私の時代は、いかに根性があるか、気合いが入っているかを問われる面接が多かったように思います。自己PRでは、学生時代にひたすらワインディングコンテストに挑戦して何度も優勝していた経験を話し、目標に向かって全力で取り組む姿勢を伝えました。突出した才能がなくても、コツコツやり抜く力があれば、今も重宝されると思います。
- 競争率の高い大手サロンへの就活。メンタルを維持する方法は?
当たって砕けろの精神だったので心が折れることもなかった
都内の有名サロンと言われるところは大体受けましたが、ほとんどが不採用。そもそも受かると思っていなかったから、履歴書が通るだけでも嬉しかったものです。その後の選考で落ちても「面接で自分の話を聞いてもらう機会があって良かった」と思うくらい。とにかく受けまくるしかないと覚悟を決めていたので、落ちてもまた次!という感覚でした。
- アイデザイナーに転向したのはなぜ?
デビューまでの期間が短く、美容師免許も活かせるから
激務が3年ほど続いて体調を崩してしまい、美容師の夢を断念することに。すぐに美容師免許を活かせる仕事を探して、アイラッシュサロンに入社しました。アイデザイナーはデビューまで3カ月と短いのも魅力の1つ。「上京して3年で結果を出す」と、両親と約束していた自分には最適な道だったと思います。
- 美容業界でステップアップするために必要なこととは?
相手の立場に立って、目の前のお客さまが何を求めているかを考えること
私は目の前のお客さまが何を求めているのか、どんな方なのかを探ることに、エネルギーの80%を使います。なりたいイメージやライフスタイルなど、その方についてのリサーチを間違えたら、私たちがどれだけ素晴らしい技術を持っていても活かすことはできません。いかに相手の立場に立って物事を考えられるかが大切です。
頑張っている美容学生にエール!
成功の手前には必ず挫折がありました。その挫折こそ、自分を成長させる起爆剤になっていたと思います。今は突出した才能がなくても大丈夫。何か1つでも、コツコツ続けることで道は拓けるはずです!