今も昔もとにかくネイルが大好き! その気持ちが私の原動力に
幼少期からダンスに勤しみ、日本女子体育大学で舞踊学を専攻するも、趣味で始めたネイルを本格的に極め、ネイリストの道へ。25歳で独立し、27歳で「Chipieee(シピー)」をオープン。ダンスからネイルへと自己表現の方法を変えたChikoさん。結婚&出産を経た今、育児と仕事の間で感じていることとは?
女性が働き続けられる職場づくりを目指す ママネイリスト兼経営者
Chiko
Chipieee 代表
11年
岐阜県出身
感謝のスペシャリスト
- ダンスの世界からネイリストを目指すことになったきっかけは?
友達にネイルをしてあげるうちに、もっと上手くなりたいと思うように
プロダンサーはとても狭き門で、仕事にできるのはほんのひと握りの人だけ。将来について先が見えず悩んでいたとき、ちょうど趣味だったセルフネイル熱が高まっていて、友人を施術するうちに「もっと上手になりたい!」と欲が出てきました。そこから、いっそのことネイルを仕事にしてみようと決意し、アカデミーのある大手サロンへ進みました。
- ネイリストになって苦労したことやつらかったことは?
スタート時は自分の技術が追いつかず、お客さまやお店に迷惑をかけた
1年目はお客さまからのクレームが多く、技術のない自分が先輩と同じ値段をいただくプレッシャーに押しつぶされそうでした。そのとき、先輩から「1年目なんだから、うまくできなくて当たり前」と言ってもらい、救われたのを覚えています。当時はつらかったですが、辞めずに踏ん張って技術を探究したおかげで成長できたと思います。
- 大手サロンで働くメリットはどんなところにあると思いますか?
素晴らしい先輩がいて、研修制度もしっかりしている
忙しいサロンで働かせてもらえたことにとても感謝していて、技術もメンタルも鍛えられたと感じています。素晴らしい先輩からたくさんのことを学べて、研修制度もしっかりしているから、技術や接客のスキルをきちんと伸ばせるのが大手サロンで働く大きなメリットですね。
- 開業したサロンを軌道にのせるために工夫したことは?
アルバイトで人脈を作り、地道に自分の顔を売りました
最初はアルバイトと掛け持ちしていたのですが、そのバイト先が運良く美容業界や芸能関係のお客さまがたくさんいらっしゃる飲食店だったんです。チャンスと思い、お客さま方に自分の顔を売ることを徹底しました。お客さまからイベントなどに誘われたら、夜中でも飛んで行くなど、地道な広報活動と口コミのおかげで予約が埋まるようになりました。
- 育児と仕事を両立させる上で意識していることはありますか?
夫とスタッフへの感謝の気持ちを忘れず、きちんと言葉で伝えること
大好きなネイルの仕事と家庭を両立できるのは、ひとえにスタッフと夫の協力があってこそ。自分が母親になって、女性が仕事を続けることの大変さを痛感しています。今後、スタッフのライフステージが変化することもあると思うので、働きやすい環境づくりにも注力していきたいです。
頑張っている美容学生にエール!
今は世界中の成功者たちを、SNSでいつでも見ることができます。
将来が見えなくて不安な人は、憧れの人、尊敬できる人、マネしたくなる人を見つけてみることも将来への第一歩かもしれません。そして、自分が突き詰めたい分野に、自分がどれだけ努力しているかを発信してみるのもおすすめしたいです。アウトプットをすることで、自分の可能性がぐっと広がっていくと思います。