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美容業界に関する情報・調査を集めた「Beauty総研」サイトに過去掲載されていたインタビュー記事をご紹介いたします。

エステサロン領域

2012.01.25

経営コンサルタント出身のエステサロン経営者という経歴を持つ榎戸さん。現在はオーガニックコスメの販売と、エステサロンの経営を手がけています。もともとはエステ業界のコンサルティングを手がけていた彼が、自ら立ち上げたエステサロンとコスメの販売戦略、そして今後のエステ業界に見る光明とは。

PROFILE

榎戸 淳一

新卒で船井総合研究所に入社しエステ業界を担当する。「エステティック業界の健全化、イメージ回復」に使命感を感じ、船井総研内で自らエステティック業界のコンサルティングを立ち上げ、業界内で多大な実績を残す。現在は、株式会社ES-ROOTSを設立し、東京都目黒区で「fruits roots(フルーツ ルーツ)」というオーガニックコスメの販売とエステティックサロンを経営。さらにエステティシャンの目標となるエステティックグランプリを牽引する存在。「週刊粧業」「セラピストBEAUTY」の連載、業界イベント「ビューティーワールド」「ダイエット&ビューティー」での講演など幅広く活動。

|第3章|エステ業界の活性化を目指して

エステ業界の活性化を目指して

野嶋 話は変わりますが、榎戸さんはフルーツルーツの代表でもありながら、エスグラ(エステティックグランプリ)を立ち上げた方でもあります。エスグラを立ち上げた理由はどんなところにあったのでしょうか。

榎戸 やはり業界全体の停滞感をなんとか払拭したいという想いがありました。業績のいいサロンはエステティシャンが輝いています。そんな輝いたエステティシャンをたくさん生み出したいというのがきっかけです。ヘアやネイルの世界のようにカリスマと言われる存在の人もいなかったですし、コンテストや目標もなかった。だから、エステの業界に目標となる人、カリスマを作りたいという想いもありました。

 エスグラは、表向きは日本一のエステティシャンを決めるコンテストなのですが、目的は1位を決めるということだけではありません。エスグラに参加することによっていつも以上に勉強するというプロセス自体に価値があると思っています。エスグラの目標はサロンの数字目標ではなく、お客さまに喜ばれるための目標だということが重要だと思っています。

野嶋 榎戸さんにとって、エステ業界の面白みはどこにあると思っていますか?

榎戸 まだまだ整理されていない部分がたくさんあるところでしょうか。それは逆に言うと、これからいろんなことができる業界だとも言えます。また、これからの日本は、間違いなく女性がキーになっていきます。働く女性が増え、自立し強くなった女性たちが時間とお金をどのように使っていくのか。また、忙しくなった女性のストレスをどのように受け止めていくのか。そこに密接に関わるのがエステ業界なのかなと思っています。

 エステ業界もそろそろ下げ止まりの時期だとも感じています。業界もクリーンになってきて、いろいろな変化が生まれつつあります。OLから転職するエステティシャンも増えています。個人サロンの開業も増えてきています。業界にも新しい風がはいってきて、エステの概念も変わってくると思います。

エステ業界の活性化を目指して

野嶋 エステ業界も幅が広がっていきそうですね。

榎戸 そうですね。これからも、頑張っていきたいです。

(写真/中野愛子 文/増田ゆみ)

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