vol.16
※紹介しているコロナ対策は取材時点のものです。状況によって、日々変わる可能性がありますのでご了承ください
「美容サロンのコロナ対策」を紹介してきた、こちらの連載。「特別編」として、各領域の業界団体における「コロナガイドライン」などの取り組みに2回にわたり、ご紹介します。
後編の今回は「日本リラクゼーション業協会」さん、「日本エステティック機構」さんに、お話をうかがいました。
#01日本リラクゼーション業協会
セラピストへの、さまざまな情報・サービス・ツールの提供を行う「日本リラクゼーション業協会」。
HPには、新型コロナウイルス感染症対応のガイドラインだけではなく、対策支援制度についても、まとめられている。
日本リラクゼーション業協会・林さん/「会員のみなさんからは、ガイドラインが参考になった、という声をいただきました。会員以外の方からの問合せもあり、協会の活動を知ってもらえたことは、よかったと思います。私たちセラピストの仕事はどうしても「接触型」なので、みなさんかなり気をつけています。そういった方々のお力になれるよう、ガイドラインも状況に応じて変えていく必要があると思いました。
また、私自身もリラクゼーションスペースを経営しています。リモート勤務になったお客さまは比較的、時間的余裕があるように、お見受けします。せっかくリラクゼーションに来たからじっくり施術を受けたいと思われるようで、たとえば“+10分・1000円”で、ハンドやヘッドを追加でご提案すると、単価アップされる傾向がありました。」
・「日本リラクゼーション業協会」新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン
https://www.relaxation-net.jp/information/news/8127
#02特定非営利活動法人 日本エステティック機構
消費者に安心してエステティックを利用してもらえるよう、3つの「エステティック認証」活動を行う中立・公平な第三者機関である「日本エステティック機構」。
機構のHPでは、2021年1月の2回目となる緊急事態宣言を受けて、最新の情報を発信している。
日本エステティック機構・高橋さん/「サロンのみなさんにコロナ対策の理解が浸透し、お客さまにも正しく伝えられているのでは、という印象です。ただコロナが長期化するなか、エステティシャンの方々が疲弊しているのでは、という心配はあります。“もし自分が感染してしまったら、お客さま・サロン・業界に大変な迷惑をかけてしまう”との気持ちから、家族と一緒に過ごすときもマスク着用、仕事以外で外出しない、恋人や友だちにも会わない、など徹底している方が多いと聞きます。今後は、エステティシャンの心のケアにも、目を向けていかなければいけない、と思いました。
またコロナによる変化でいうと、契約書のデジタル化が進んでいるようです。トラブルが起きないよう、デジタルでもお客さまに内容をきちんと読んでもらい、契約事項・重要事項について理解してもらう。今後はより一層、そのことに気をつける必要があると感じています。」
・「日本エステティック機構」新型コロナウイルス関連ページ
http://esthe-npo.lekumo.biz/blog/2021/01/post-8fd5.html