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LGBTQ+のお客さまへの接客等を考えることで、「誰もが自分らしく美容を楽しむ、表現できる」そんな美容サロンを実現するお店づくりのヒントをご紹介します!

スタッフに向けたLGBTQ+のお客さま対応の教育と並行していきたいのが、職場環境づくり。

安心して働ける職場かどうか?多様なスタッフが活躍できる職場環境づくりの方法と、採用募集時からできる工夫をお伝えします。

INDEX

多様なスタッフが活躍する職場のために

お客さまだけではなく、スタッフの中にもLGBTQ+の人はいるはずですが、“日本の職場でカミングアウトして働いているLGBTQの方は10%(※)程度”というデータもあり、まだ職場では認知されにくい状況にあると思われます。

厚生労働省調査 (図表Ⅴ-27)「レズビアン」「ゲイ」「バイセクシュアル」は合わせて、7.3%、「トランスジェンダー」は、15.8%

カミングアウトするかどうかはスタッフの意思によりますが、カミングアウトしたいと思った場合に安心できる職場づくりは、カミングアウトを受ける前から取り組めることです。

「今一緒に働いているスタッフの中にも、LGBTQ+の人もいるかもしれない」という想像力をもって、職場環境を整える工夫をしてみてはいかがでしょうか。

  • 家族に関連するお休み(対象が婚姻している関係者だけではなく、事実婚や同性のパートナーも含んでいるか?)
  • 緊急連絡先に法律上の家族以外も設定できるか?
  • 家族が一緒に参加できるイベントに、事実婚や同性パートナーを連れてきてもいいか?
  • トランスジェンダーのスタッフが性別を移行するための医療的な処置を受けるにあたって、必要な休暇がとれるか?

採用の段階でできる工夫は?

LGBTQ+の人を含む多様な従業員を歓迎しています、ということを伝えるために、「募集時」と「面接時」それぞれにLGBTQ+の応募者に向けて工夫できる仕組みがあります。

求人サイトなどに以下のような内容を記載することで、求職者が安心して応募できるでしょう。

  • LGBTQ+フレンドリーサロン
  • LGBTQ+フレンドリーな職場です
  • 性別・年齢・ジェンダー等々関係なく働ける環境に努めています

面接ではサロンから個人の性のあり方を質問するのは避けましょう。ただし、「一緒に働く上で言っておいたり、配慮が必要なことはありますか?」など質問した際に、求職者自身からカミングアウトする場合があります。その際には以下のような質問をしてみるのもよいでしょう。

  • 何か心配な点や、予め希望を伝えておきたい点はありますか?
  • 着替える場所が男女別になっていますが、どのようにすると安心して着替えられるでしょうか?
  • お話しくださったことは、他の従業員にも伝えたいですか?私のみで留めておいたほうがいいでしょうか?
  • 入職後も困ったことがあれば随時相談いただければと思っていますが、暫く定期的に面談の機会があったほうがいいですか?

先回りしすぎず、本人の希望があるところに対して、どんな対応ができるかを考えるとよいでしょう。

 

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