2014年4月に創業した株式会社Calbariでは、岩手県に2店舗を展開。ヘアサロンを中心にネイル・まつげメニューも提供し、流行に敏感な20~30代のお客さまが集まっています。HOT PEPPER Beauty WORKを通じてスタッフを募集したところ、応募4名・採用2名を実現しました。採用したスタッフが「おばあちゃんになるまで働きたい」と語る職場とは?代表取締役の佐々木太一さんにお話を伺いました。
株式会社Calbari
代表取締役 佐々木太一さん
業種:ヘアサロン・ネイルサロン・まつげサロン
店舗数:2店舗
スタッフ数:11名
今回採用したスタッフ
美容師 佐々木薫さん
役職:カラーリスト(アシスタント)
雇用形態:正社員
スキル・経験:経験者、美容師歴2年
- どんな会社でありたいと考えていますか?
- スタッフが自分の人生を充実させられる会社でありたい。
お客さまの話題になるようなサロンづくりが目標。
弊社のサロンにいらっしゃるお客さまは、20~30代中心の流行に敏感な方々です。なので、常にそんなお客さまの話題になるようなサロンでありたいですね。2店舗目である「Lino Calbari」ではカフェを併設していたり、キッズスペース、ネイル・まつげメニューがあったりと、さまざまな事業展開を行っています。もともとはヘアサロンのお客さまの満足度を上げたいと思って始めてきたサービスですが、髪を切る以外にも遊びに来ていただけるような場所でありたいと考えています。
スタッフの夢を叶えてあげられる会社でありたい。
独立してから少しずつお客さまやスタッフが増えて、必要に応じて増設や店舗展開を行ってきました。日々「自分についてきてくれたスタッフを幸せにしたい」という想いで経営をしています。働く中でスタッフにもやりたいことや、夢や目標ができてくると思うのですが、それを叶えてあげられる会社でありたいのです。たとえば「メンズに特化したい」というスタッフがいたら、それに向けたトレーニングを行ったり集客を行ったりしています。本人が「やりたい」と言えば、歳が若くても店長をまかせます。やり辛さを感じることもあるかと思いますが、周囲のスタッフは「社長が決めたことなら」と受け入れてくれているようです。私自身も現場に立って施術をしていますし、仕事以外でスタッフと過ごす時間も長いので、信頼関係は築けていると感じています。多い時では週に1回飲みに行っていますが、その時に気を付けているのは「断りやすい誘い方をすること」です。計画的な飲み会はあまりなくて、急に「今からどう?」と誘うようにしています。それなら「今日は予定がある」と断りやすいですよね。スタッフには会社のために働く人間にはなってほしくないし、逆に会社をうまく使って自分の人生を充実させてほしい。だからスタッフ同士が友達や家族のようなフラットな関係でいることが大切だと思っています。
- HOT PEPPER Beauty WORKでの工夫、効果について教えてください。
- 会社のスタッフに対する想いを伝え、応募4名・採用2名。
求人は難しいからこそ、常に広く募集していたい。
HOT PEPPER Beautyの営業担当の方は、すごく頑張っていろんな提案をしてくれて結果を出してくれる。その方への信頼があったので、HOT PEPPER Beauty WORKへの掲載を決めました。求人ってすごく難しくて、美容専門学校からの新卒もすぐに入社してくるわけではありません。だから常に広く募集しています。スタッフの労働時間の短縮や休みの取りやすさを叶えるためには、まだまだ人数が必要です。2年後の春までには、営業時間は変えずに全スタッフの実働時間を7時間にしたいと考えているのです。もちろん、もっと長く働いて稼ぎたいというスタッフにはそういった選択肢も用意しますが、基本的な労働時間を短くすることで、スタッフにはもっと自分の人生を充実させてもらいたい。このような話は他社の求人メディアの方には理解し辛いようで、HOT PEPPER Beauty WORKだからこそわかってもらえると感じています。いろんなアドバイスをもらいながら、営業担当の方と一緒に原稿をつくったという感覚ですね。
美容師アシスタント1名、ネイリスト1名を採用。
スタッフの人生に対する会社の想いをHOT PEPPER Beauty WORKの原稿にもしっかり盛り込んで、応募4名・採用2名という結果につながりました。応募者には、面接の前に話をする機会を設けています。良いことだけを伝えて、入社してから「思っていたのと違う」となるのは嫌じゃないですか。だから厳しいことも伝えたうえで「それでもいいの?」と相手の覚悟を確認しています。そのかわり、入社したらしっかり幸せになれるようサポートしたいと考えています。
- どんなスタッフが採用できましたか?
- 東京のサロンで2年ほど働いていたアシスタントを採用。
入社後は、いつも楽しそうに働いてくれている。
今回採用した佐々木薫は、ひとことで言うと「海外リゾートのカフェで働いている店員みたいな子」です。常に陽気で楽しそう。朝から鼻歌を歌っていることも多く、イキイキしていますね。見ていて「幸せなんだろうな」と感じています(笑)。スタイリストデビュー前ですが、現在はカラーリストとしてお客さまにも入ってもらっています。
採用スタッフインタビュー
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今のサロンで働きたいと思った理由は?
- 東京から岩手に帰るときに「ここなら技術が学べる」と感じました。
もともと「都心なら技術が学べる」と思い、東京のヘアサロンで2年弱働いていました。でも地元愛が強くて「いつか岩手に帰りたい」と思っていたんです。働くうちに「この技術なら岩手でも学べるのでは?」「美容師はお客さまがついてこそなのだから、岩手で学んでお客さまをつけたほうが良いのでは?」と感じるようになり、岩手で転職先を探すことにしました。友達や知り合いの美容師たちに「岩手でいいヘアサロンはある?」と聞いて回ったところ、「Calbari」の名前が挙がることが多かったので、HOT PEPPER Beautyで調べてみました。HOT PEPPER Beauty WORKではお客さまの年齢層や男女比、口コミも見られるのですごくわかりやすかったですね。若いお客さまが多ければ技術の幅も広がりますし、掲載されていたヘアスタイルがどれも素敵で“技術力の高さ”を感じ、応募を決めました。
- 実際に入社してみて、いかがですか?
- 「おばあちゃんになるまでここで働きたい」と思っています。
入社してビックリしたことが「良い意味で、こんなにラフに働ける会社なんだ」ということでした。お客さまがいらっしゃるときは一対一でしっかり向き合いますが、手が空いた時に社長がファストフードでお昼ご飯を買ってきて「みんなで食べよう」と言ってくれたり、スタッフ同士で楽しくおしゃべりしながら掃除したり…メリハリがしっかりしていて居心地が良いんです。ここに転職できていなかったら、もっとしんどかったと思います。家族も近くに住んでいるのでサポートしてくれていますし、心身ともに安定しているのです。今の目標は、ずっとここで働くこと。まだ売上などの明確な目標はありませんが「ここでおばあちゃんになるまで働いていたい」と思っています。
SALON DATA
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Lino Calbari リノ カルバリ
- アクセス
- 水沢駅から徒歩10分
- 創業年
- 2014年
- 店舗数
- 2店舗
- 設備
- セット面13席
- スタッフ数
- 11名