お客さまに支持されたサロンを表彰する日本最大級のアワード、「HOT PEPPER Beauty AWARD」。「GOLD Prize」「SILVER Prize」受賞サロン、または「注目サロン」に選出されたサロンへのインタビュー。取り組みや受賞の秘訣をうかがいます。
【愛媛】渋谷発!ブリーチ&縮毛矯正特化サロン。
入念なカウンセリングが、満足度を左右する!
Feria 松山【フェリア マツヤマ】
HOT PEPPER Beauty AWARD 2024 GOLD Prize
Feria は東京・渋谷&愛媛・松山に2店舗を構えるヘアサロン。松山店は、HOT PEPPER Beauty AWARDにてオープン2年目でSILVER Prize、3年目の2024年度はGOLD Prizeと順調に集客を伸ばしてきた。特に、高度な技術&知識が必要とされるブリーチカラー&縮毛矯正。その満足度の高さは、徹底した「ヒアリング」にあり!?
https://beauty.hotpepper.jp/slnH000526241/CONCEPT
「透明感カラー」と「髪質改善」が人気のトレンドサロン。なかでも、緻密に計算されたブリーチワークに定評があり、松山のおしゃれ女子を中心に支持を集めている。
AWARD受賞・
売上アップに向けた
取り組み
入念なカウンセリングが、仕上がり時のギャップをなくす!
スタッフ間で技術共有&助け合う風土
スタイル・ブログページも、主体的に更新!
入念なカウンセリングが、仕上がり時のギャップをなくす!
HOT PEPPER Beautyの口コミで圧倒的に多いコメントは、「カウンセリングの丁寧さ」。なぜ、ここまでカウンセリングに力を入れているのだろうか?
代表・石田さん『施術の中でも、ブリーチや縮毛矯正は特に難易度が高い技術。髪質や傷み具合、カラー履歴によって、仕上がりが変わってしまいます。お客さまが希望する仕上がりが叶えられない場合は、今の髪の状態などを具体的に説明します。そのうえで、少しでも希望に近づけるために必要なケアや施術時間、やるとしたら何回かに分ける…といった提案を、カウンセリングでしっかりします。』
お客さまは、自分の髪の状態やブリーチ・縮毛矯正の難易度について、把握していない人も少なくない。仕上がり時にギャップが生まれないように、カウンセリングで認識合わせ&期待値調整をしながら、お客さまの理想に近づけていくことが重要となる。
口コミより。新規のお客さまはもちろん、リピーターの方にも、じっくり時間をかけてカウンセリングを行う
スタッフ間で技術共有&助け合う風土
先述したように、ブリーチや縮毛矯正には高い技術と知識が大切。松山店は正社員と業務委託が約半数ずつの割合だというが、スタッフ教育はどのようにしているのだろうか?
石田さん『僕から教えるだけではなく、スタッフ間で技術・情報共有を積極的に行っています。みんな自ら勉強して、どんどんアイデアを出してくれる。日々、新しい薬剤が出ていますが、取り寄せて研究するスタッフも。その情報をもとに、サロンで導入することもあります。』
アシスタントはいないため、基本的にはマンツーマン接客だが、サロンワークでもお互いにサポートし合う。ブリーチや縮毛矯正は、時にメニュー変更などにより、予定時間を上回ってしまうことも。「お客さまを待たせない」ことを第一に考え、助け合う風土があることも強みだ。
Feriaがある「松山市駅」は、愛媛県のなかで1日の利用者数がもっとも多い駅。おしゃれ感度が、高い方も多い
スタイル・ブログページも、主体的に更新!
HOT PEPPER Beautyのスタイルは3,536件、ブログ3,472件(2024年10月31日時点)。
スタイル写真は、すべて松山店のお客さま。スタッフによって、カラー・縮毛矯正・メンズなど特化する技術は異なるが、画角など世界観は統一されている。
ブログも、それぞれ得意な技術をアピールできる場として活用し、多い日は1日に20件以上アップ。更新は、正社員はマストで業務委託は任意だが、みんな主体的にやってくれるとか。
Feriaでは、正社員も業務委託も総売上に対するバックなどがあり、がんばれば、がんばった分だけ還元される仕組み。HOT PEPPER Beautyのマメな更新がたくさんのお客さまを呼び、結果、高還元の実現にもつながっている。
HOT PEPPER Beautyのこだわりページでも、ハイライト・グラデーション・ダブルカラーの違いなどについて、わかりやすく解説
代表インタビュー
石田 幸輔さん
「株式会社 Troisfest」代表。愛媛県出身。東京・二子玉川、渋谷のヘアサロンに勤務後、2016年、長年の友人であったGishiさん・Sota Tawaraさんとともに渋谷に「Feria 」をオープン。現在は、愛媛・松山店と2店舗展開。石田さんは、月の半分ずつ渋谷・松山でサロンワークを行う。その確かな技術にファンが多く、予約は先々まで埋まっている。
ー昨今、SNSなどで「希望した髪色と違った」といった不満の投稿を、よく見かけます。ブリーチに関する知識がないと、「簡単にどんな色でも出せる」と思っているケースも多い気がします。同様に縮毛矯正も、難易度が高い技術ですよね。
そうですね。美容師側が、技術や知識を持つことは当然として、髪の状態によって難しい場合があることを、施術前にしっかりと説明することが大事かなと思います。
特にカウンセリングはオープン時から大切にしていて、スタッフも全員、徹底しています。「こんなに説明してもらったのは初めて」と、お客さまから言われることも多いですね。
ーHOT PEPPER Beautyの口コミからも、それが伝わってきます。
現在松山と渋谷に店舗があり、石田さんは両方でサロンワークをしています。お客さまが求めるものに、違いはありますか?
昔は、地方だと東京より流行が遅れてくる、と言われていましたが、今はSNSの影響もあってか、変わらないのでは?総じて、若年層の方はTikTokやInstagramで最新の情報を得ているので、求めているものが、より高くなっている印象はありますね。
ー客単価は、どのくらいですか?
ブリーチをされるお客さまが多く、その場合、傷みを軽減するためトリートメントは必須なので、一人あたりの単価は、約1万円。
実は、松山店のほうが客単価が高いんです。メニュー料金はどちらも一緒ですが、渋谷店は人気の結婚式場が近くにある立地柄、ヘアアレンジのお客さまも多いため、少し単価が安くなります。
ー何となく東京のほうが客単価が高いのかと思っていたので、意外です!渋谷であれば、家賃も高いですよね?
そうなんです。渋谷は再開発もあるので、家賃も高騰していますね。
ー今後、店舗展開をするとしたら、どのエリアを考えていますか?
渋谷と比べ、競合や固定費が少ないことなどを鑑みて、松山での展開を視野に入れています。
また、現在38歳と、僕自身の年齢が上がっていることも理由のひとつです。松山・渋谷ともに20代のお客さまが中心ではあるのですが、松山のほうが中学生~80代の方まで、お客さまの年齢層が幅広い地域密着型。そういった面でも、松山がフィットするかなと思っています。
ー逆に、渋谷に店舗を持つメリットは、どこにあると思いますか?
ブランディングの観点が大きいでしょうか。松山のお客さまにとって、渋谷にも店舗があるというのは、信用度が増すというか。技術やセンスに対して、最初の入口として、信頼してもらえることが多いと感じます。
実際に渋谷で働いていると、技術や集客方法など、いろんな面で最新の情報が入ってきやすいことも。松山と渋谷、それぞれのエリアが持つ強みを、今後も活かせていけたらいいなと思っています。
取材レポート
渋谷が2016年、松山が2021年のオープン。松山店は、HOT PEPPER Beauty AWARDにて1年目で注目サロン選出、2年目にSILVER Prize、そして3年目となる2024年度はGOLD Prizeと、驚異のスピードで集客を伸ばしてきた。
それもまた、すでに渋谷店で培った「HOT PEPPER Beauty活用」の実績があるからだろう。
石田さんが目指すのは、「高単価×集客力×高還元」。スタッフがライフスタイルに合わせて働くことができて、かつ、しっかりと稼げる環境。渋谷と松山、ともに実現できているように思える。
Feria 松山【フェリア マツヤマ】
- アクセス
- 伊予鉄道「松山市駅」より徒歩3分
- 創業年
- 2021年
- 店舗数
- 2店舗
- 設備
- セット面5席
- スタッフ数
- スタイリスト7名