コロナ禍でサロン滞在時間は二極化!若年層は滞在時間が延びる!?

ホットペッパービューティーアカデミーが発表するデータを研究員の解説や事例を交えながら、ご紹介するページです。

コロナ禍でサロンの来店周期は延びていますが、サロンでの滞在時間に変化はあるのでしょうか?

今回は「美容センサス2021年上期」から世代別に異なるサロン滞在時間(利用時間)の変化をご紹介します。

※この記事では、15~19歳・20代を若年層、30代・40代をオトナ女性としています

(解説:ホットペッパービューティーアカデミー研究員 田中公子)

コロナ禍で、オトナ女性は時短傾向。若年層は滞在時間が延びる!

年代別にサロン利用にかかった時間をコロナ前(2020/2)とコロナ禍(2021/2)のデータで比べてみましょう。

前年から、利用時間が大きく減少したのは30代(94分→90分)です。40代女性は前年から変化がありませんでした。

一方、15~19歳はコロナ前後で74分から78分、20代は91分から97分にそれぞれ延びており、年代によってコロナ禍でのサロンの滞在時間に差が出ているのです

若年層は1時間半以上の利用が増加!

15~19歳・20代のサロン利用にかかった時間の詳細を見ると、「1時間半以上」の利用が前年から大きく伸びていることが分かります。なお、60分未満(「30分未満」+「30~60分未満」)の割合は、減少しています。

逆に、30代では、60分未満の利用が前年から増加。40代はほぼ変化がありませんでした。

若年層に「しっかりと施術」する人が増えた理由について考えてみましょう。