学ぶ。つながる。発信する。美容の未来を創る場所。
成功サロンの秘訣
サロン課題に応じたラインナップをそろえた、ホットペッパービューティーアカデミーのセミナー。
受講後、課題解決に向けた取り組みを始めたサロンの事例をご紹介します。
vol.21Prima Stella(東京都江戸川区)
静かな住宅街の一角にたたずむヘアサロン「Prima Stella」は2018年3月にオープンしたばかり。店長を任されたのは美容師歴5年という25歳の若きリーダー、町田さんです。スタイリストとしての売上には実績がある彼にとっても、マネジメントは新たな挑戦。そこで店長向けのアカデミー講座を受講したそうです。どんな学びがあったのか、うかがってきました。
サロンの立地柄ご近所の方がターゲット層で、40代以上の女性も多く来店するはず。25歳と若く店長経験が浅い自分でも、お客さまから信頼されるふるまい、店舗経営ができるように勉強をしたい。
以前の店舗ではプレイヤーとして売上や指名の結果を出すのは得意だったけど、後輩教育は不慣れで「見て学べ」という姿勢。だけど店長になるからには、自分を変える必要があるはず。どうしたらいいのだろう?
スタッフもいきいきと働き、継続して結果を出し続ける店長と、そうではない店長には、どのような違いがあるのだろう?当セミナーでは、ケーススタディやワークを中心にしながら、店長として持つべき意識やスタンスについて、一緒に考えていく。また自分自身にどういった特徴があるのか、セルフチェックも実施。スタッフにとっても、お客さまにとっても、よりよい店長になるための原理原則を学びたい。
講座の中で、店長が陥りがちな行動パターンの解説がありました。それを聞いて、自分はスタッフに任せられない「オレオレ病」で、しかも自分のやり方を押し付けがちな「やれやれ病」なんだなって気づかされました。
自分の行動パターンがわかったので、改善すべき点も定めることができました。そこで、自分でやってしまわずに「任せてみる」、技術を教えるときや業務も一方的にやらせるのではなく「相手に考えさせる」、「スタッフの意見を尊重する」。これらのことに取り組みました。
すぐに変化を感じました。何でも自分でやってしまっていたときよりも任せたほうが、スタッフの経験値が増えて技術力も行動力もアップしたんですよ。
僕もスタッフも系列店にヘルプに行くことがあるのですが、うちのスタッフの働きぶりを見た系列店のスタッフからも「あの子は自分の意見を積極的に言えるようになったね」と驚かれました。
スタッフが自発的に動き出したことで、お客さま対応にも変化が起きました。ヘッドスパなどのオプションメニューや店販商品も、お客さまの悩みに応じておすすめできるようになったため、スタッフの売上が倍になりました。
任せるといっても一方的に押し付けるのではなく、スタッフの意見を尊重して「じゃあこうしようか」と一緒に取り組むようにしたからだと思います。講座では店長に求められる意識のひとつに「協働志向」があると教わりましたが、まさにこれですよね。
「やれやれ病」で押し付けちゃうと、スタッフは「やらされ感」をもってしまうでしょう。そうではなくて、スタッフと向き合って、意識をひとつにできたのがよかったと思います。
この店がオープンして店長になった直後に受講したので、店長としての自分がどうすべきかを考えるきっかけになり、とても役立ちました。受講時にもらった配布物を読み返しながら、学んだことを実践しています。ついクセで自分がやりたくなってしまうときもありますが、講座の内容を思い出して「それじゃダメだ」と気を付けています。
まだ店長として未熟ですが、僕に任せてくれた社長の気持ちに応えるためにも、今後もセミナーや書籍で学んでいきたいと思っています。
店長・町田裕希さん
スタッフと店が変わる 店長の意識改革
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