学ぶ。つながる。発信する。美容の未来を創る場所。
先輩女性インタビュー
長く活躍しているさまざまな女性スタッフに、どんなキャリアを歩んできたのかインタビューしていきます。
自分なりの「なりたい私」を見つけてください!
vol.4
下北沢駅からほど近い住宅街に位置する「Acotto」。ご主人が代表を務める「ママにやさしいお店」がコンセプトのお店で、ママスタイリストの先駆けとして活躍するTomoさん。「仕事と子ども、両方楽しめて幸せ!」と語るハッピーオーラ満載のTomoさんに、ハッピーの源をうかがいました。
Staff Data
Tomo(とも)さん 32歳
スタイリスト兼まつげエクステスタッフ。
Acotto勤務(東京都世田谷区)
スタイリスト歴12年。既婚。小学2年生の女の子と2歳の男の子の子育てをしながら、まつげエクステ、ネイルとやりたいことをどんどん広げて活躍中。
★…ターニングポイント
親に頼らず自活できる職業として美容師を選択。
専門学校に通いながら前の職場である大型店に、アシスタントとして入社。
スタイリストデビュー。
コンテストで優勝するなど、バリバリ働いていた。
妊娠の発覚とともに同じ店で働くご主人と結婚。
妊娠9カ月から産休に入る。長女が1歳6カ月まで育休取得。
★仕事復帰を機に時短勤務となり、雇用形態をパートに変えて働く。
以前のように仕事一筋とはいかないため、「できる範囲のことを楽しんでやる」スタンスに切り替える。
ご主人が独立し開業するのに合わせて、前の職場を退職して「Acotto」に移る。
第2子妊娠。
妊娠8カ月まで勤務した後、産休。長男出産。
長男が1歳6カ月のときに育休から復帰。
2児の子育てのため時短勤務をしながら、若手の育成や、まつげエクステの技術を学び、現在はまつげエクステスタッフとしても活躍中。
前職でスタイリストとして忙しく働いていた頃(向かって右がTomoさん)
長女を妊娠し、同じ職場だったご主人(現Acotto代表)と結婚
長女を出産し育休中の頃。育児を楽しみつつも、仕事もしたかった
2児の育児をしながら仕事に復帰した昨年。公私ともに充実中
時短勤務でも、後輩の育成や新たなチャレンジをし続けている
A. 店やお客さまにとって必要な存在となること。
スタイリストはお客さまあっての仕事。自分がいくら続けたいと思っても、お客さまの指名がなければ仕事はできないですよね。特に、出産前より時間に制限のあるママは、短時間で密度濃くたくさんのお客さまを接客できなければ、お店の売上げにも貢献できない。「自分はお客さまやお店にとって必要な存在なのか?」ということですね。
だから出産までにある程度のキャリアは積んだ方がいいとは思います。私は美容師を目指したときから人より早く、スタイリストになりたいと思ってました。当時は攻めの姿勢でものすごくがんばって、デビューが早かったと思います。それで24歳と、周りに比べると早めの出産でも、お店も快く産休や育休、復帰後の時短勤務を承諾してくれました。子どもを早く産みたいと思っていたわけではなくたまたまでしたが。
でもアシスタント時代に妊娠することもありますよね。アシスタントとしてどれだけがんばっているか、休みの日に練習するなどスタイリストになる努力をしているかなどで、周りから必要とされるかが変わってくると思います。
「Acotto」の店舗づくりのアイディアは主にTomoさんが中心だそう
A. 育児と仕事のいいところどりをしていると思ったら
楽しくなった。
1人目の妊娠・出産で育休を取ったときに、お客さまをバーッと手放さなければならなかったのはやっぱりショックでしたね。復帰後はほぼ1からのスタートでしたから。かといって出産前のようにがっつりお客さまが戻ったとしても、日曜日や夜は仕事ができないので期待に応えられないこともわかっていました。
その頃はダンナにあたってましたね。「私が働くからお前が家にいろ!」とか暴言を吐いたり(笑)。言いたいだけで本気じゃないんですけど。そのせいか今は「AcottoはTomoのやりたいような店にしてくれ」と言ってくれています。
でも子どもはかわいいし、徐々に肩の力が抜けていって、「育児も仕事も楽しめる範囲でやればラクなんだ」と気づいたんですね。「このしあわせな感じは独身の時にはなかったぞ!」と気づきもあって、仕事のストレスは子どもで解消して、育児のストレスは仕事で解消できることもわかると、両方のいいところどりをしてるんだと。今はゆるーく、大好きなお客さまやキレイなものに囲まれて美容の仕事を続けられていることが幸せです。
1人目を妊娠したとき、大手の店舗でしたが、産休・育休をとって店を続けたのは私が第1号。
お手本になる先輩がいなくて、すべてが不安でした。育児も、育児と仕事の両立も、子どもの成長によって日々起こることがすべて初めての体験。「こういう感じなんだ!」と、大変だけど新しい発見でした。それを楽しめばいいと思いますし、今はママスタイリストも増えてきているので、何かあれば先輩に相談しながら進んでいけばいいと思いますよ!
Salon Data
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