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先輩女性インタビュー

サロンで働く先輩女性たち

長く活躍しているさまざまな女性スタッフに、どんなキャリアを歩んできたのかインタビューしていきます。
自分なりの「なりたい私」を見つけてください!

vol.46

3年9カ月で5店舗のまつエク&ネイルサロンを展開。
創業時から仕事と家庭を両立するママ取締役。

ホットペッパービューティーでもクチコミで常に上位の実績を持つ、広島の人気まつエク&ネイルサロン「eye+」。創業メンバーでもあり、現在は取締役も務めるカスガさんは、お店にも会社にも絶対的な自信を持っています。「自分が楽しく働いている気持ちを、全社員にも感じてほしい!」という、ポジティブでプラス思考な仕事への想いを語ってもらいました。

Staff Data

カスガ聖子さん 33歳

まつげエクステスタッフ兼取締役。
eye+nico(CREATIVE LABグループ)勤務(広島市中区)
まつげエクステスタッフ歴4年。5歳の女の子のママ。
現在は、店舗勤務と、取締役としてマネジメント業務を行う。

カスガさんのLife History

★…ターニングポイント

  • 20

    美容師の専門学校を卒業し資格も取ったが、就職はせず1年間フリーターとなる。
    その間に思い立って医療事務の資格を取る。

  • 21

    医療機関に事務として就職するも、自分には合わないと思って1年で退職。

  • 22

    外資系の大手コスメ企業に転職。
    さまざまな支店で接客の経験を積む。

  • 25

    結婚。

  • 28

    長女を妊娠。
    産休ギリギリまで働いていたが、30代でコスメの会社に居続ける自分がイメージできなくなり出産直前に退職。
    出産後、1年間専業主婦として子育てに専念。

  • 29

    ★社会復帰したくなり、「人をキレイにする仕事」をしたいと考えて職を探していたとき、今の会社のオープンニングスタッフ募集に応募。
    社長を含め3名でまつエクサロン「eye+」1号店をオープン。

  • 30

    会社が瞬く間に成長し、2号店オープンとともに店長に。

  • 32歳~

    会社のエステ部門の取締役に就任。
    その後、会社がエステ部門の事業を譲渡したため「CREATIVE LAB」の取締役に就任。

  • コスメの会社に勤務していたころ。多数の店舗でいろいろなタイプの店長と出会い、店舗づくりのおもしろさを知る

  • 「eye+」で仕事を始めたころ。まつげエクステの経験はなかったが、猛勉強して技術を身につけた

  • 長女を出産したころ。仕事の方向性にも迷いがあった

カスガさんへのインタビュー

「eye+nico」ではネイルも展開し、サービスの幅をひろげている

Q. たった3年9カ月で5店舗まで会社が急成長。創業メンバーとして大変だったのでは?

A. 決して大変ではなかったとは言えませんが、自分たちが創り上げてきた会社を選んで入社してくれるスタッフがいることや、会社が成長していくことが当時も今も楽しくて仕方ありません。

 以前勤めていたコスメの会社で、いろいろなタイプの店長と仕事をさせてもらいました。その経験から「自分だったら、現場の末端スタッフの声まで吸い上げることができる会社組織をつくってみたい」と思っていたのです。出産で一旦仕事を辞めた後、社会復帰しようと思ったときに、オープニングスタッフ募集をしていたうちの会社に出合えました。
 社長がひとりで始めた会社で、入社したのはまつげエクステの学校を出た同期とわたしのふたりだけ。当初は同期がハード面、わたしがソフト面を担当し、マニュアルもないところからふたりでアイデアを出し合い必死に頑張りました。お互いに持っていた技術・接客のノウハウを合わせることでハード、ソフトの両面に強みを持つことができ、未経験の職種ではありましたが、「お客さまに喜んでいただきたい」その一心で突き進んできました。
 当時は珍しい完全個室にこだわり、インテリアや壁紙、小物に至るまで店舗のトータルコーディネートを担当。接客面では明るいお出迎え、お客さまが心地よいと感じていただける話し方を常に心がけました。みるみるうちに店舗は急成長し、ありがたいことに、ご予約待ちのお客さまもいらっしゃるほどに成長することができ、毎月新しい仲間を迎えスタッフの数も60名を超す規模となりました。
 とても、幸せな毎日を過ごしています。大変だと思うよりやりたかったことができているので楽しい気持ちしかありません。

 

「お客さま視点で基本的なことをきちんとしていれば店は成長するはず」とカスガさん

Q. 技術者としてだけでなく、店舗を運営することが楽しいと感じられたきっかけは?

A. 「お客さまの声を取り入れていくこと」が結果として会社を成長させると知ったことです。

 お客さまからの貴重なご意見として、例えば「エクステが取れた」や「待ち時間が長い」とお声をいただくことがあります。その場合、見直しと改善をした上で、「次こそはご満足いただけるよう、もう一度チャンスをください」とお願いをさせていただきます。そうすることがお客様の満足度をより高めることに繋がり、結果、スタッフや会社の成長にもなるのだと思います。
 お客さまを満足させるにはどうすればよいかは常に考えています。敬語やマナー、笑顔での接客など基本的な対応は当然ですが、その先はお客さまから発信されることをどれだけ返せるかが大事。ご要望は「もっとよいサービスを考えるタネ」だと思っています。スタッフたちにも、「ご意見をいただいたことで気づくことができてよかったね。改善すればもっとお客さまの満足を得られることに繋がるね」と伝えると、みんながいち早い改善に努めてくれます。

カスガさんが心から尊敬しているというオーナーの赤井さん(中央)は、スタッフ中心の経営をしている

Q. マネジメントする立場として、後輩の育成はどうしていますか?

A. 社訓でもある「最高のサービスは最高の環境から生まれる」を心掛け指導にあたっています。

 当社は本当に良いスタッフばかりで、そこもお客さまから評価をいただいている点かと思います。スタッフは「どんな子を採用をするか」よりも、「どう育てるか」の方がもっと大事。成長させるには、スタッフが楽しんで仕事ができるかどうかが重要だと思います。
 だからスタッフに対して、私自身が感じている「尊敬できる社長の下で働ける楽しさ」をみんなにも感じてほしくて、「スタッフを中心に考えて経営している会社」であることを伝えるよう心がけています。スタッフには「少しでも会社に対して不満や納得がいかないことがあれば、些細なことでも教えてほしい」と伝えて、今期の行動目標を「声を上げる」「主張する」と掲げました。上がってきた声は役員会にて改善し、店長よりすべてのスタッフにしっかり発信しています。

「強い子に育ってくれた」と喜びつつ、休みの日は思い切り娘との時間を楽しんでいる

Q. 育児と仕事の両立はどうですか?

A. 強い子に育てたので、両立も大変ではありません。

 私の両親と同居していて育児に協力してもらえるので大変なことはありません。
 もともと長女が生まれた後にこの会社に入っているので、こちらの事情も理解していただいています。社員が増えてからは保育園のお迎えに間に合う、10:00〜17:00の早番のシフトにしてもらっています。
 私自身は子どものころ、泣けば親が来てくれると思う甘えた子どもで、娘はそういう子にはしたくなかったので(笑)、なるべく甘やかさずに育ててきました。家族以外の人に触れあう機会も増やして、外向的で自立した娘に育ってくれたので手がかからず助かっています。

若手女性スタッフへ、メッセージをお願いします!

「何をするか」ではなく、「誰と働くか」。
尊敬できる上司、同僚の元で働ける環境に身を置くことで必ず仕事が楽しくなるはずです。

Salon Data

eye+nico【アイプラスニコ】

アクセス
広電八丁堀駅から徒歩5分
創業年
2012年
店舗数
5店舗
設備
アイ6室/ネイル3席(eye+nico)
スタッフ数
60名(全店舗)
URL
http://beauty.hotpepper.jp/kr/slnH000246371/
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