vol.12
※紹介しているコロナ対策は取材時点のものです。状況によって、日々変わる可能性がありますのでご了承ください
神奈川・東京を中心にヘアサロン、まつ毛エクステサロン、ネイルサロンを112店舗展開、計1207名ものスタッフを抱えるケンジグループ。コロナ禍で採用活動をストップせざるを得ないサロンも多いなか、いち早く「オンライン採用」に舵を切りました。その取り組みと実績をご紹介します。
※「ケンジグループ」HP
https://www.kenji-group.co.jp/
#01オンライン会社説明会で、参加人数UP!
会社説明会は神奈川にある本社または外部会場にて開催していましたが、今年は5月中旬からZoomでのオンラインに切り替えました。今までは1人の担当者につき学生複数名で行っていた説明会を、担当者1名につき学生1名のマンツーマン対応に変更。時間は変わらず1時間なので、学生にとっては内容を深く理解しやすく、また会社にとっても学生一人ひとりをより知ることが可能になりました。
オンライン会社説明会に参加した人数は、126名!(8月中旬時点)。例年よりも多いとのことで、オンラインによって気軽に参加できるようになったのでは、と分析しています。
#02サロン見学は対面、面接は対面・オンラインの併用で。
一方「サロン見学」だけはオンライン化せず、実際に訪れてもらう形をとっています。サロンの雰囲気、そこで働くスタッフ、周辺の街並みなどはリアルでないと伝わりづらいこと、また「自分自身が実際に働くイメージを感じ取ってほしい」と考えるからです。ただ、学生からの要望が多ければ、今後「サロン見学」のオンライン化も検討していきたいとのこと。
「面接」は対面・オンラインを併用。ケンジグループの面接には、1つのサロンを指定して受験できる「サロン指定」と、希望エリアの選択が可能な「エリア指定」があります。「サロン指定」はイメージの相違がないよう、学生が指定したサロンと本社で対面にて面接を行いますが、「エリア指定」に関しては順次オンライン面接を導入。
採用担当・秋元さんによれば「オンラインでの面接は、対面よりも緊張せずに話してくれる印象」とのこと。また面接中「学校での成績上位・数名しかもらえないバッチ」の話になったとき、家で面接をしていた学生が、バッチを部屋までとりにいって画面で見せたくれたことも。「その人の“素”が見えやすく、オンラインならではのよさを感じた」といいます。
#03スピード感を持って、オンライン採用を実現。
外出自粛ムードが高まっていた3月、まずは「インスタライブ」での会社説明会の更新頻度をUP。またライブ終了後は「IGTV」としてinstagramのフィード上に残し、それらの動画コンテンツをいつでも見られるようにしました。
また採用担当の秋元さんが「美容学生の現状、オンライン説明会・面接の必要性」を社長の西山さんに伝えるとすぐにOKの返事が。即実行に移せたといいます。説明会で使用する動画制作は、もともとSNS発信で慣れていたこともありスピード感を持って遂行。さらには今回を機に動画編集を学び、制作に協力してくれるスタッフも現れ、より早く実現にこぎつけました。
取り組みが功を奏し、2021年度は200名もの新卒採用を予定!2020年度の180名を上回ります。移動時間の短縮・コスト削減などのメリットを踏まえ、今後もオンライン採用の継続を検討。それら会社の柔軟な姿勢が、コロナ禍でも今まで以上の採用実績につながったことは間違いありません。
- オンライン会社説明会で、参加人数UP!
- サロン見学は対面、面接は対面・オンラインの併用で。
- スピード感を持って、オンライン採用を実現。