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先輩女性インタビュー

サロンで働く先輩女性たち

長く活躍しているさまざまな女性スタッフに、どんなキャリアを歩んできたのかインタビューしていきます。
自分なりの「なりたい私」を見つけてください!

vol.7

スパの資格も取り新たな目標を持って、
前向きにチャレンジ!

 下北沢駅からほど近い住宅街に位置する「Acotto」で、スタイリスト兼スパニストとして活躍中のKimさん。大型店に勤務していた頃に過労で一度スタイリストを辞めたときもあったが、お客さまへの想いから仕事復帰。
今では子育てしながら新たな目標に向かって励んでいます!

Staff Data

Kim(きむ)さん 32歳

スタイリスト兼ヘッドスパ担当。
Acotto勤務(東京都世田谷区)
スタイリスト歴9年。既婚。1歳10カ月の女の子の子育て中。
時短勤務中ながらスパ認定講師の資格も取り、仕事の幅を広げている。

KimさんのLife History

★…ターニングポイント

  • 20

    アシスタントとして入社した店が、3カ月でオーナーが自己破産。大手の店舗に転職。
    現在のAcotto代表の千原さんは転職先の先輩だった。

  • 23

    スタイリストデビュー。

  • 25

    異動になった店舗で店長を任せられる。
    当時は200名以上の指名を抱え、早朝に出勤し後輩の練習に立ち会い、閉店後は深夜までミーティングなど激務の日々。

  • 28

    ★ついに体調を崩し退職。約半年間、仕事を休む。
    休んでいる間にもお客さまのことが気になったり、お客さまから連絡をいただき仕事復帰を決意。

  • 29

    友人のお店で、業務委託で仕事復帰。

  • 30

    元の職場の先輩である千原さん夫妻が開業していたAcottoに誘われ、入社。
    入社して2カ月で妊娠が発覚!そして結婚。
    妊娠9カ月で産休・育休に入る。

  • 32歳~

    長女が1歳6カ月のときに保育園が決まり、仕事復帰。
    保育園の送り迎えに支障がない時短勤務をしながら、スパ認定講師の資格を取得。

  • Acottoの代表・千原さんは前職の先輩であり、よき相談相手

  • 子どもの不思議な行動も、何もかもがかわいくて仕方がない

  • ご主人は別業界だが、Kimさんの仕事に理解を示して協力的

Kimさんへのインタビュー

信頼できる仲間がいるからこそ、安心して産休や育休が取れた

Q. 女性美容師として仕事を続けるには、何が必要だと思いますか?

A. 出産・育児によるブランクを埋める、信頼関係とさらなる目標。

 子どもを産んで仕事を続けようとすると、必ずブランクが発生します。その間にお客さまにご迷惑をおかけしないように、引き継ぐスタッフやお客さまとの信頼関係を予めしっかりと作っておくことですね。私はAcottoに入社して2カ月で妊娠が発覚したのですが、代表の千原さんがママスタイリストが働きやすい環境を用意してくれて。スタッフたちも人懐っこい人が多く、安心してお客さまを託すことができました。
 ブランクによってお客さまを手放すことは、ママスタイリストなら誰でもものすごく不安だと思うんです。けれど決めるのはお客さまで、こちらが気を揉んでも仕方がないこと。産休に入る前も復帰後も、ベストを尽くしてお客さまに接して、再び指名してもらえるかは、お客さまの判断を仰ぐしかないですね。
 また、自分のキャリアアップも必要です。私はスパ認定資格を取りました。自分ができることの幅も広げたいですし、それで店をパワーアップさせられれば恩返しもできます。若いスタッフの育成もがんばりたいですし、やりたい目標があると仕事のモチベーションがあがります。

「今思えば一旦休んだことが転機でしたね」と振り返るKimさん

Q. 壁にぶつかった時、挫折したときの乗り越え方は?

A. 一度仕事を休んだことで、振り返ることができた。

 前の職場にいた頃はとにかく激務で突っ走っていた感じでした。店長になってからは日々の営業のほかに、コンテストの準備、後輩の教育、会社のシステムづくりなどやることが山積みで、朝は8時台に出社し、深夜2時頃まで働いていました。それで体調を崩して退職したのですが、半年くらい休んでいるうちにやっぱりお客さまのことが気になり始めたんですよね。
 お店を辞めるときはもちろんお客さま情報などは持っていけないのですが、「Kimさんじゃないと」と私を探して連絡をくださるお客さまがいらして。お客さまの髪質やクセ、好みは、繰り返して担当していなければわからないことばかり。それを理解しているからこそ指名をしてくださっていたわけで、私が辞めてしまったことでご迷惑をおかけしていないか、私も本当はすごく気になっていたんです。
 「私はお客さまが好きで、結婚や出産をしてもスタイリストの仕事を続けたいんだ」と気づくことができたのも、一度仕事から離れて考える余裕ができたからかもしれません。

若手女性スタッフへ、メッセージをお願いします!

 仕事をしていると辛いことはあると思うんです、特にアシスタント時代は。そんなとき、ただ愚痴を言う人と会話するのと、改善の方向を示してくれる人と会話するのでは全然違う! そういう信頼できる先輩や仲間を見つけることが大事です。 
 私には今の代表の千原さんがアシスタント時代からそんな存在で、恵まれていたかも。まわりにそういう人がいないときは、愚痴をこぼす時間があったら技術を磨く時間に割いた方がずっと建設的ですよ!

Salon Data

Acotto 【アコット】

アクセス
小田急小田原線・京王井の頭線下北沢駅南口から徒歩3分
創業年
2011年
店舗数
3店舗
スタッフ数
8名(うちスタイリスト6名、アシスタント2名)※Acotto1号店
URL
http://beauty.hotpepper.jp/slnH000196833/
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