理美容師アシスタントたちによるヘアショー「JUNIOR TOKYO」が、2024年10月22日(火)、東京・渋谷の「Spotify O-EAST」にて開催された。「将来の理美容業界を担う若い世代が、自由にクリエイションを発揮できる場をつくりたい」という想いから立ち上がったこちらは、今年で7回目(HOT PEPPER Beauty WORKも協賛)。出場は14サロン、来場者数は1部・2部合わせて約1,700人。2部編成で行われたステージの「第1部」をレポート!
※出演順に紹介(カギカッコ内はテーマ)
SHACHU『NEXT NOISE』
オープニングにふさわしいアップテンポな曲にのってジュニア&モデルが登場すると、会場のボルテージも一気に上昇!鮮やかなピンクやブルー…色とりどりのヘアカラーがSHACHUらしい。曲調に合わせ、高速でハサミを入れていく。最後は「美容業界をもっと盛り上げていくので応援お願いします!」と元気に挨拶。
KENJÉ『BRAVE』
バックスクリーンにチカチカと光が輝いたあと、スポットライトが壇上のモデルを照らしていく。途中、疾走感あふれるBGMに変わり、カットのスピードもUP!テーマは「勇敢」を意味する「BRAVE」。何かに挑戦するかのような眼差しでステージに立つモデルとは対照的に、終始笑顔だったジュニアたちの姿が印象的だった。
ABBEY『Inspire』
静寂のなか、会場に響くのはハサミの音だけ…。一転、躍動感のある音楽が流れると、そのリズムに合わせるかのように切っていく。大胆でありながらも美しい、ハサミ使い。一斉にケープをとったモデルたちの衣装は、モノトーンで統一。洗練されたヘアスタイルで一列に並ぶ姿も、圧巻の一言!
TONI&GUY『ANTI XX』
黒子を意味するかのように、ブラックのシンプルなファッションに身を包んだジュニアたち。ひときわ目を引くヘアアレンジは、大きなハートの形をしたヘアが鎖のように連なっていたり、金属が巻かれていたりと、躍動感いっぱい!さらにアートなメイクやペイントと、どこまでも独創的な世界で魅了してくれた。
MINX『40th anniversary journey MINX40周年の旅立ち』
スクリーンに映し出されたのは飛行機の搭乗口。近未来的なBGMにのり、整然とした動きでカット。完成後、手にカメラやバッグを持ったモデルがランウェイを歩く。そして最後に、飛行機が飛び立つシーンが…。新しいことに挑戦しながらブランドを確立してきたMINXは40周年!テーマ通り、新たな“旅立ち”をステージで見事に表現した。
HONDA PREMIER HAIR『進歩と調和』
真っ暗なスクリーンに浮かびあがってきたのは、地球。そこに、頭に白い風船をつけたモデルが登場。聞こえてきたのは、かの岡本 太郎さんのフレーズ「芸術は爆発だ」。スプレーで色とりどりの髪を逆立てていく様子は、まさに芸術!ステージ真ん中へと移動すると、後ろに赤い網が掲げられ、ボリュームあるコサージュを飾りつけてフィニッシュ。
PEEK-A-BOO『UNCHAIN』
ロックナンバーが流れるステージで、小気味よくカットしていく。5人ともに息が合った所作の美しさも、PEEK-A-BOOならではといったところ。黄緑の光線が舞台と客席を照らし出すなか、クールな表情で仕上げへと向かう。バックスクリーンにPEEK-A-BOOのロゴが右から左へと流れ、最後までスタイリッシュに決めた。
DaB 小野さん「JUNIOR TOKYOの歴史を振り返る」
JUNIOR TOKYO 発起人のお1人である、「DaB」取締役の小野 浩一さんに話を聞いた。
『JUNIOR TOKYOは今回で7回目。出場サロンからは、“このヘアショーを見た美容専門学校生が、自分もいつかショーに出たいという動機付けになり、入社を希望してくれた”といった声もあります。
またJUNIOR TOKYOでの経験は、技術者としてはもちろん、リーダーシップの育成につながる面もあるように思います。数年前に出演したジュニアが、今ではスタースタイリストとして活躍している。それが、とてもうれしいですね。』
「JUNIOR TOKYO」公式Instagram jt_official_0000