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進化系ジム・フィットネス

筋トレマシーンやランニングマシーンが並ぶ従来のスポーツジム・フィットネスとは全く異なる、さまざまな要素を掛け算した新しいトレーニングのバリエーションが増加中。進化を続けるジム・フィットネスをレポートします。

筋トレだけじゃない!楽しく続けられるトレーニング

 ジム・フィットネスの課題としてよくあげられるのは”継続率の低さ”。「同じようなトレーニングに飽きてしまう」「しんどいトレーニングに嫌気がさす」など理由は様々で、ついには月謝だけ支払ってジムに来店しない、いわゆる”幽霊会員”になってしまう人も。そんなジム・フィットネスに変化が表れています。楽しさ・非日常感などの要素を追加し、従来では動かなかった新たな客層へアプローチを広げる進化系ジム・フィットネスに迫ります。

「美容のため」のジム・フィットネス利用が増加

運動意識の高まり

株式会社矢野経済研究所「スポーツウェルネス関連市場のトレンド分析2019」によると、ジム・フィットネスの市場は拡大を続け、2020年には3500億円に達する予測とされています。また、「この1年間に、あなたが運動やスポーツを実施した理由」に対して「美容のため」と回答した比率が増加。近年流行を見せているヨガや、ソフトからハードまで多様な進化系フィットネススタジオの出現により、運動を気軽に取り入れることが可能になったことが影響しているのではないでしょうか。

「ストレスの増加」や女性の永遠の課題「ダイエット」が影響か

進化系フィットネスの利用者が増加した要因として考えられるのは女性のストレスの増加です。厚生労働省の「労働安全衛生調査(実態調査)」(2017年)によると、女性が強いストレスを感じている比率は62.6%と、男性よりも約7pt程度高い結果に。今までのストレス解消手段はショッピングによる散財ややけ食い・やけ酒など、一時的に発散はできても、後々”自分への負債”として残るものがほとんどでした。そこに近年の「楽しく続けられるトレーニング」の登場が、ストレス解消手段の一つとなっているのかもしれません。 また、もう一つの要因が、女性の永遠の課題・ダイエットです。世の中の4割以上の女性がトレーニングの目的に「体重を減らしたい」「体型を維持したい」と願う一方で、ジムのようなハードなトレーニングにチャレンジできる人はそう多くありません。そんな人たちの救世主となっているのがトレーニングに「エンタメ」「暗闇」「音楽」「フォトジェニック」などの要素を掛け合わせた進化系ジム・フィットネスなのです。

進化系ジム・フィットネスのタイプとは?

注目すべきは「ダイエット志向」「美ボディ志向」「リフレッシュ・エンタメ志向」の3タイプ

進化系フィットネスに通う利用者のうち、特に注目したい3タイプをご紹介します。1つ目は、「痩せる」目的のためにトレーニングする「ダイエット志向」タイプ、2つ目は筋肉の整った美しいボディラインを目指して日々トレーニングを怠らない「美ボディ志向」タイプ、そして近年増加中の、激しい運動は無理だけど、楽しくゆるく運動をしたい「リフレッシュ・エンタメ志向」タイプです。 具体的にどのようなサロンがあるのか、ここからは実際の事例をご紹介します。

  • 「ダイエット志向」事例のご紹介

    パーソナルジム×痩身エステを掛け合わせ、短期間で理想のボディを手に入れる。食事管理も含めたトータルケアが魅力! (Star Gym×LILYSalon 松本平田店)

  • 「美ボディ志向」事例のご紹介

    EMSスーツを着用したトレーニングにより効果を増大。ハードなトレーニングで美尻や美筋を目指す!(visiongym)

  • 「リフレッシュ・エンタメ志向」事例のご紹介

    サーフィン×バランス×体幹 不安定なボードの上でバランスを取りながら音楽に合わせて楽しくトレーニング!(エイムブルーゲート)

進化は止まらない!今後は「自宅」トレーニングの波が来る??

ジム先進国のアメリカでは、次のブームは「自宅トレーニング」だとか。2019年9月に上場も果たした振興フィットネス「ペロトン(R)」はディスプレイがついた家庭用エアロバイクを約2000ドル(約22万円)で販売。人気インストラクターの動画がストリーミング配信され、自宅にいながら本格的なトレーニングが受けられるとのことで爆発的なヒットとなっています。日本でも、ゲームをしながらフィットネスになるリングフィットアドベンチャーが発売されたり、トレーニングアプリがスポーツメーカーからローンチされるなど、「自宅化」の流れが徐々に広がっていくのではないでしょうか。

ホットペッパービューティーアカデミーより

 進化系ジム・フィットネスの増加により、従来運動を全くしなかった女性が運動を始めた、いつも三日坊主の人がトレーニング通いを続けられた、などの声をよく聞くようになりました。また、進化の方向も「楽しさ重視」や「短期集中」「SNS映え」「最先端テクノロジー」などさまざまであることが、自分に合ったトレーニングを見つけられる理由なのかもしれません。

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