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第3章コロナ・AI時代に求められるもの

「人は、人の役に立つことで
幸福感を得られる。」

今後ステップボーンカットを、世界に広げていく予定はありますか?

たとえばアメリカは、土地が大きすぎるし、時差もある。いままでだったら大変だったけれど、それこそ、オンラインで講習ができたら可能性が広がりますよね。コロナによって、広げるチャンスができた、とも言えます。

でも、いまは足元をかためる時期だと考えていて。どこの国でも同じクオリティを保つために、いま日本で地固めをする必要があると思っています。

サロンの今後について、お聞かせください。

いまは、判断がしづらいですよね。コロナ前と後では、まったく違うので。“様子見”状態のところがあります。でも、「スタッフが働く意義のあるサロン」が大事だなというのは、常にあります。そこにいて幸せなだけではなく、意義があること。

「意義がある」というのは?

今後AIの普及によって、人間より能力があるAIが働き、多くの人間は働かない時代になるかもしれない。そうなると、人間は成長がなくなり、生きている意味がなくなると思う人、不幸な人が増えると思うんです。才能やスキル、あるいは志のある人だけが、価値ある働き方ができて、社会に貢献することができる。その価値ある働き方のためには、「志とスキル」が必要だと考えます。モノやお金は一瞬でなくなることもあるけれど、一度つけたスキルは、誰にもとられないのです。

今回のコロナもそうですが、AIの到来も同様。どのようなことになろうとも、真っ先に対応できるように、準備する。学ぶこと、スキルをつけることが大事だと、いつも言っています。

「人は、人の役に立つことで、幸福感を得られる」・・・その根本的なことを忘れずに、ステップボーンカットの技術を、世界に広めていけたらと思っています。

  • ニューヨークの「ステップボーンカット認定スタイリスト」たちと

「アートやデザインで苦労したことはなかったけれど、私は“経営”ができなかった」とSAYURIさん。なので数十年、ひたすら経営の勉強ばかりしてきたそうです。

その成果でしょう、コロナ禍においても超スピードで「オンラインセミナー」「ECサイト」「クラウドファンディング」をやってのけました。

そして、もともとの得意分野である“技術=ステップボーンカット”。技術×ビジネス、2つの強い武器を兼ね備え、世界へ。SAYURIさんの挑戦は続きます。

ニューヨークの「ステップボーンカットアートスタジオ」にて。また海外に行ける日のため、スキルと志を磨き続けている

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