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第2章店長をおかない理由

「働く仲間は“上下”ではなく
ひとつのコミュニティ」

2021年5月、大阪 茶屋町にオープンした“美容室×ネイル×花屋×アクセサリー”の複合店「LAB.by CHAINON (ラボ バイ シェノン)」

「プロダクション型経営」について、どのようなものか、教えてください。

スタッフ全員を「タレント」と考え、一人ひとりの個性を最大限に活かす。それを「プロダクション型経営」と呼んでいます。

僕は芸能人の方と関わることが多いのですが、みなさん、自分の個性を活かしているから輝いています。美容師・エステティシャンも同じではないかと。みんなそれぞれ、違う色を持っています。その一人ひとりの色を活かす=カラフルな企業でありたい。

自分の個性に気づいていない子には、話しながら魅力を教えてあげます。それがハマると、どんどんイキイキしてきて、主体性が上がり、さらに成長していきます。

本業である美容師をやりつつ、「花屋」「アクセサリー製作販売」「グラフィックデザイナー」として活躍しているスタッフもいますよ。

美容師以外の「場」を用意するのは、大変では?

それをやるのが好き(笑)。まつエクやりたいという子には、サロン内にスペースをつくったり。ボディジュエリーをやりたいと言われたら、教えてくれる先生を呼んだり。

「挑戦する風土」をつくることが大事です。この業界を去る人が多い理由って、やりたいことを叶えられないから。だから、「居場所づくり」が大切だと思っています。

「美容室」というプラットフォームが、“人の縁”をつくり、異業種を含めた出店につながる。そこから、また“人の縁”が増えていきます。全力でギブして、相手に勝ってもらう。すぐに収益化しなくてもいいと思っています。僕は自分でオンラインサロンを主宰したり、コンサル業・商品開発などもやっているので、そこでの収益を美容業への投資にまわすことができるので。まずは、スタッフがやりたいことをできる環境をつくる。それが離職防止にもつながります。

あと「複業」の部分をある程度任せることは、経営の勉強にもなります。日頃スタッフには「全員、社長になろう」と言っているのですが、小さい事業をたくさん経験することで、集客やプロモーションの重要性、会社を存続させることの難しさにも気づく。経営者の立場を理解できるスタッフが集まると、間違いなく、強い組織になります。

「CHAINON」さんでは、各店舗に店長をおいていないとか?

店長をおくと、タテ社会ができてしまう。僕が出会ってきた素晴らしい経営者の方って、大体フラットなんですよね。働く仲間は、「上下」ではなく、ひとつのコミュニティ。だから「コミュニティマネージャー」を、店舗ごとにおいています。言ってみれば、ファシリテーターというか。みんなの意見を言いやすくしたり、個々の魅力を引き出してあげる役割です。

そうすると、例外なく、売上があがります。この業界ではよく「感覚ではなく、数字で語ろうよ」と言われます。でも、僕はスタッフに数字の話はしない。シンプルに、お客さんが喜んでくれたら、売上はあがる。だから、「どうすれば喜こんでもらえるか?」を考えてもらいます。

スタッフに求めるのは、「みんなイキイキしてる?」ということだけ。イキイキ働くことができれば、どんどん成長してくれる。だから、いまはある程度、スタッフに任せられる状態なんです。

Instagramからも、スタッフの方との楽しそうな雰囲気が伝わってきます。

Instagramのストーリーズに、スタッフとの動画をアップしています。スタッフには、「僕と遊んでいるときはメンション入れてね」と。そうすれば、外部の方にも、うちの雰囲気が伝わる。まわりの美容師さんたちにも認知が上がって、DMで「面接お願いします」というメッセージがきます。求人には1円もかけていませんが、たくさん応募がくるので、優秀な人材が入ってくる、という好循環が生まれています。

  • 2021年9月5日に開催された「関西コレクション」。6名のスタッフが、ヘアメイクとして参加。これも、スタッフの夢を叶えた形

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