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先輩女性インタビュー

サロンで働く先輩女性たち

長く活躍しているさまざまな女性スタッフに、どんなキャリアを歩んできたのかインタビューしていきます。
自分なりの「なりたい私」を見つけてください!

vol.23

仕事が大好きでバリバリ働いた20代。
今は「育短」で子どもとの時間も大切に。

エステ業界大手の「エステティックサロン ソシエ」。全社的にも厚生労働省から「子育てサポート企業」と認定されるほど、制度が充実している。なかでもママスタッフをサポートしあう風土が根付く「ソシエ そごう大宮店」で2度の育休を経験し、人生の節目ごとに自分に最適な働き方を見つけている熊木さん。ご自身のキーワードである「笑顔」でまわりまで明るくする、しあわせな働き方の秘訣をうかがいました。

Staff Data

熊木典子さん 34歳

フロント兼エステティシャン。
ソシエ そごう大宮店勤務(埼玉県さいたま市)
エステティシャン歴11年。既婚。4歳の男の子と1歳の女の子のママ。
現在、9:00〜16:00の「育短」制度を利用して、子どもとの時間を大切にしながら無理なく両立しています。

熊木さんのLife History

★…ターニングポイント

  • 22

    大学卒業後、新卒で現在の「ソシエ そごう大宮店」に入社。
    当時は専門学校卒以外の採用があり、社内研修でボディエステティシャンの資格を取得。3カ月後にエステティシャンとしてデビュー。

  • 25

    ★フェイシャルの技術やカウンセリングも学び、日々できることが増えていくことが楽しくて仕方がない日々。仕事をバリバリとこなし、主任になる。
    主任になったことで、店全体の数字を見ることや、会社の制度も勉強してさらに視野が広がる。

  • 27

    学生時代からつきあっていた現在のご主人と結婚。
    「家にいるタイプではない」とご主人も理解していて仕事を続けることに大賛成してくれた。

  • 29

    長男を妊娠。子どもがほしかったのでとてもうれしかった。

  • 30

    長男を出産し、7カ月間育休を取った後、職種変更してフロントとして復帰。
    9:00〜17:30までの時短勤務で、公休の調整により月単位でフルタイムと同等になる、大宮店独自の勤務形態を選択。

  • 32

    長女を妊娠。

  • 34歳~

    長女を出産。
    6カ月間の育休取得の後、復帰。
    今回は子どもとの時間をより増やすために、「育短」という正社員で時間短縮で勤務する形態を選び、9:00〜16:00で勤務している。

  • ご主人と交際中のころ。9年間つきあい、仕事が楽しくて結婚はご主人を待たせてしまった

  • 長男が産まれたとき。子どものかわいさに目覚めた

  • 長女が産まれたとき。子どもが小さいうちは、子どもたちとの時間を大切にしようと思い始めた

  • 「子どもは新しいしあわせをくれる存在」と熊木さん

熊木さんへのインタビュー

現在はフロントとして、お客さまのカウンセリング業務が中心

Q. エステティシャンの仕事を続けるなかで、壁だと感じた経験は?

A. 専門学校卒でなかったので、はじめは人よりも努力が必要でした。

 私は普通の大学を出て「ソシエ そごう大宮店」に採用されたので(*現在は新卒採用は専門学校卒業生のみ)、最初は技術力も接客力も社会人経験もなく大変でした。会社の教育体制がしっかりしていたので良かったのですが、やはり2年間専門学校でみっちり勉強してきた同僚とは違うので、「ひとつの道を極めるよりいろんなことができるようになろう」と考えました。
 最初はボディエステの資格を取ってスタートしましたが、フェイシャルやカウンセリングも学び、何でもやろうと。主任になってからはお店の経営的なことにも興味を持つようにもなりました。長男の育休から復帰後はフロントに職種変更しましたが、指名をいただくお客さまの施術は今も担当しています。

「子どもができるとやりたいことが時間通りにできなくなるのは事実」と語りつつ、効率化も楽しんでいる

Q. 子育てと育児の両立はいかがですか?

A. 家事の時間効率のために「食育アドバイザー」の資格を取得。
仕事にも生きています。

 ひとり目の出産後に仕事に復帰したときは、両立がとても楽しかったです。仕事と育児の2つの顔を持てることで双方にメリハリが出て。子どもは本当にかわいいし、お店の仲間や両親の助けを借りながら働けることのありがたさを感じていました。
 楽しみながらも、仕事も育児・家事の時間も限られるので、いかに手を抜かずに時間を短縮して効率よく進めるかを考えるようになりました。例えば、次の日の仕事での動き方を、家にいるときに頭でシミュレーションするようにしています。
 家事の効率化では、料理のメニューを考えたり食材を選ぶことに時間がかかるので、効率よくできるようになるために、ふたり目の妊娠中に勉強して「食育アドバイザー」の資格を取得。仕事でもお客さまに痩身のための食事アドバイスができるので一石二鳥です!

「子どもから新しい感情を教えてもらった」と熊木さん

Q. 子育てをしながら仕事を続けていくなかで、ご自身に起きた変化は?

A. 失敗も恐れず、挑戦することを楽しめる自分になっていた。

 子育てをする前からですが、学生時代は「失敗しない人生」を選びがちで挑戦をしてこなかったのです。けれどこの仕事を始めてから、新しいことをするのが楽しくて、大変なことがあっても「挑戦や次のステップなんだ」と思えるようになりました。
 エステティシャンはお客さまから得ることが本当に多い仕事。だから、20代のころは年齢を重ねるたびにいろいろなことを学べるので、年を取ることがうれしくて仕方がありませんでした。
 子どもができてからは、さらに知らない世界がたくさん待っていて、自分自身が初めて感じる感情もたくさんあって、その喜びで「また明日も仕事をがんばろう!」と思えるのです。知らない世界に不安を感じる人もいるかもしれませんが、本当に「産むが易し」だと思います。

若手女性スタッフへ、メッセージをお願いします!

 若いうちは、目標を持ちながら目一杯「今」を楽しんでほしいと思います。楽しんだことが、必ず仕事や自分の成長につながります。遊んだり新しい友だちを作ったりすることで、人に支えられている実感を覚えたり、コミュニケーション力も備わるからです。人への感謝の気持ちと笑顔を忘れずに、自分と周りの人を信じて突き進んでほしいです。そうすればしあわせが必ず訪れますよ!

Salon Data

エステティックサロン ソシエ そごう大宮店

アクセス
JR大宮駅から徒歩2分
創業年
1960年(ソシエ・ワールド)
店舗数
53店舗(エステティックサロン ソシエ)
設備
13席
スタッフ数
25名 ※そごう大宮店
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