サロンで働く先輩女性たち

「早く技術を身につけたい」と、地元のトータルビューティーサロンでアシスタントとして働きながら、通信制の美容学校に通う。
当時から「結婚・出産後も自分らしく働き続けたい」と、いずれは独立と考えていた。

約1年半、常にシャンプー台の前に立つ日々を過ごす。
ドクターストップがかかるほど手荒れがひどくて仕事が続けられなくなり、泣く泣く退職。

手荒れが落ち着いた約3ヵ月後、他のトータルビューティーサロンに転職。
約一年後、国家試験に合格し、美容師免許を取得。

スタイリストデビューするも、アシスタント時代と変わらない待遇で将来が不安になり、転職。
ジュニアスタイリストとして技術を学び直しながら、指名のお客さまを増やしていった。

ヘアメイクアーティストの元でメイクを学びたいと、転職。サロンのヘルプや講習会アシスタントで生計を立てながら、技術を学んだ。

6年間交際していた同業種の彼から、「一緒にサロンを開こう」とプロポーズされる。独立希望先が県外だったため、悩んだ末、別れを選択。
完全歩合制の業務委託スタッフとして、大型サロンへ入社。ひたすら仕事をこなし、経験を積んだ。

約1年間の交際を経て、8月に会社員の彼と結婚。
「家庭と仕事を両立したい」とオーナーに相談したところ、現在のリーダー職を続けながら、営業時間内のみ働く時短勤務という働き方を提案してくれた。

結婚後も希望の働き方ができるサロンに感謝する毎日。独立したいとの気持ちは消え、オーナーのもとで働き続けたいと考えている。
リーダー職よりさらに上を目指して、努力する日々。