第2章2週間でプロネイリスト
「ネイリストには、
真の自立を手にしてほしい」
「はあとねいる」のビジネスモデルは、回転寿司と同じくらいの革命では?
まさに!「はあとねいる」1店舗目をつくるとき、まわりに「私は“回転寿司のネイル版”をつくっているんだよ」と、めっちゃ言っていました。それまで高級なところでしか食べられなかったお寿司が、回転寿司の登場で、いつでも気軽に食べられるようになった。目指しているのは、そこですね。
それを叶える「教育体制」は、どのようなものになりますか?
各店舗の運営・マネジメントなどはFCオーナーにやっていただき、全体的な広告・ネイリストの技術教育は本部で行っています。
全国に何カ所か研修センターがあり、未経験の方でも2週間でネイリストに育てます。最低限の基礎知識はお伝えして、あとは「はあとねいる」で使う技術にしぼっているので、短期間でのデビューが実現できます。
ネイルって、勉強することが幅広いんですね。爪のカット・カラー、ハンドマッサージ・トリートメント、物販と…。だから、一般的には1年とか、長いと3年くらいかかってしまいます。
そうですよね、そのくらいはかかるイメージでした。
ネイリストデビュー後は、勉強会などは?
デビュー後も毎月、ネイリストの勉強会を全国で行っています。技術職なので、練習すればするほどうまくなる。ただ、基本的には「やり方を覚えたら、あとはそれぞれ自分でも努力しましょう」というスタンスです。
「労働環境」も手厚いと感じました。
サービス業は、20時、21時まで働くのが当たり前だという感覚になっていますよね?うちは、最終受付17時なので、ノー残業・18時退勤、あいている従業員でレジ締めをして、掃除は翌日の朝にします。
ただ、会社が環境を用意するだけではなく、ネイリストに「働きやすい環境を、自分でもつくりましょう」と言っています。サロンはチームで働くものなので、困っている人がいたら率先して動く。急に何か起こったとしても、助け合える関係性をつくっておく。もっと言うと、何か起こらないように未然に防げるものは日頃から努力する、など。
私は、ラクをして稼げるわけはないと思っています。仕事にしっかり向き合い、人間的に成長し、社会貢献できる人になる。ネイリストという仕事を通して、“真の自立”を手にしてほしいんです。