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イノベーターが
見ている未来

vol.112

確固たる世界観を持ち、新しい取り組みをしている「次世代リーダー」へのインタビュー。
その取り組みと背景、そして未来についての展望をうかがいます。

CHARLES DESSIN

CEO 黒木 利光さん (age.44)

客単価10万円→年12回の来店頻度にシフト。
さらに、“世界を美しく変える”挑戦へ。

大阪・東京で3店舗を展開するヘアサロン「CHARLES DESSIN(シャウルデッサン)」。2004年に1店舗目をオープンしてから20年。カット+カラー+トリートメント4,980円の時代も経て、平均客単価10万円&個人年間売上4億円超!そこから現在は、“来店頻度”に重きを置くようになったというが、それはなぜなのか?

1980年、大阪府生まれ。関西大学を中退後、美容師を志す。2004年、24 歳で大阪にCHARLES DESSINをオープン。ヘアコンテストでの受賞多数。ここ数年はゼロダメージの「黒木式酸性ストレート」で飛躍を遂げ、アカデミー受講者が全国に広がっている。

・「CHARLES DESSIN」HP

・「圧倒的マネタイズの仕組み大公開!」動画
高単価につながるヒアリング・カウンセリング方法を収録した、黒木さん×Lond 吉田 牧人さんによるセミナー(2023年2月開催)

第1章20年で最大の危機とは

「サロンが入ったビルが火事に。
そこから、お金に対する考えが変わった」

大阪・東京で月に各10日ほどサロンに立つ黒木さん。取材は「表参道店」にて行われた

CHARLES DESSINは今年(2024年)で20周年。道のりは順調でしたか?

いろいろありましたが、「お先真っ暗」という経験は、忘れもしない2015年の年末。サロンが入っていたビルが火事になったことです。火元は別の階でしたが、消火作業でサロンは水浸しとなり、ニオイも残って、営業ができない状態に。年末の10日間は、通常月でいったら1カ月くらいの売上になります。しかも、火災保険が少し前に切れていたことに気づいていなかったんです。

たくさんの美容師さんがSNSでシェアしてくれて、サロンの場所を貸してくださった方がいました。お客さまも「もっとお金を払いたいから、何かない?」と…。その時は、過去最高売上になりました。たくさんの方に助けてもらい、ありがたかったです。

でも、いつまでも場所をお借りするわけにはいかない。夜はスタッフとサロンに戻って、壁を塗り直したりと、電気系統以外は全部自分たちで復旧しました。

それは壮絶な出来事でしたね。

それまでは「宵越しの銭は持たない」という考えで、月1回の頻度で社員旅行をしていたくらい(笑)。でもその出来事があってから、「何が起きても、スタッフの生活を半年は守れる貯金をしておかなければいけない」と。それは、コロナ禍でもあらためて感じましたね。

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