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~イベントレポート~ 技術でも、デザインでもない。美容師の“接客力”を競う「サロン接客甲子園2026」

2026年8月31日(月)、第2回となる「サロン接客甲子園2026」が大阪市で開催された。参加したのは、昨年の倍となる8サロン。競うのは、カット技術やデザインではなく、会話、表情、マナー、立ち振る舞い、提案力などを含む「接客力」。限られた時間のロールプレイングを通じて、お客さまの思いやニーズをくみ取り、提案へつなげる力を競った。スタイリスト部門とアシスタント部門、それぞれの熱戦と結果をレポート!

会場となったタカラベルモント「TB-SQUARE osaka」(大阪市中央区)

普段は見えにくい、「接客力」という価値。

大会の企画背景には、ヘアデザインだけでなく、会話や表情・マナー・立ち振る舞いといった「接客」も、サロン体験をつくる大切な要素だという考えがある。一方で、接客力には明確な評価基準や挑戦の場が少なく、教育も個人の個性やセンスに頼る部分が大きいという課題があった。

そこで2025年に始まったのが、接客力を競い、称え、育む「サロン接客甲子園」。技術やデザインとは異なる“第3のコンテスト”として、普段は見えにくい接客の力に光を当てる大会だ。会場には参加サロンのスタッフを中心に多くの来場者が集まり、競技を見守った。

壇上に立つのは、大会の発起人でもあるBefineの藤本剛さん(写真右)、HAIR’S Lunettaの河内瞭さん(右から2番目)、YAYOI〜BRAINSの浅野省吾さん(左から2番目)、マロン美容室の渡部洋平さん(写真左)

限られた時間で問われる、リアルな接客力。

会場にはサロンの椅子やシャンプー台、鏡などが置かれ、実際のサロンを思わせる空間を再現。出場者は、スクリーンに示されたカスタマープロフィールをもとに、お客さま役と向き合った。

カウンセリングや提案、鏡越しのコミュニケーションなどを通じて、「接客力」を披露。残り時間が刻まれるなか、目の前のお客さまに寄り添う対応を実践した。

競技の様子はスクリーンにも映し出され、会場全体がそのやりとりに注目。他サロンの接客を間近で見られることも、本大会ならではの学びとなった

栄冠は、誰の手に!?

スタイリスト部門で優勝したのは、CARTA(Niii by CARTA/チーフスタイリスト)の前田悠花さん。準優勝に輝いたのは、SOLAS(ディレクター・スタイリスト)の森岡沙季さん。日々のサロンワークで磨いてきたカウンセリング力と提案力を、競技の舞台で発揮した。

アシスタント部門の優勝は、SOLASの城村亜優さん。サロン内での予選を経て、見事頂点に立った。

[スタイリスト部門]優勝:CARTA・前田悠花さん(写真中央)、準優勝:SOLAS・森岡沙季さん(写真左)。[アシスタント部門]優勝:SOLAS・城村亜優さん(写真右)

勝敗の先にある、接客を学び合う場。

本大会は、優れた接客を称えると同時に、そこで得た学びを業界全体へ広げることも目指している。具体的には、他店の良い接客スキルの共有、自店へのノウハウの蓄積、社内教育への活用だ。さらに、関西から全国への展開、高度な接客スキルのマニュアル化、学生向けセミナーやグローバルセミナーなども構想している。第2回大会は、美容師の価値を技術やデザインとは異なる側面から示す機会となった。

出場者16名と、審査員、発起人のみなさんで記念撮影。審査員を務めたのは、ELLY LONDON・佐竹美紀さん、HIKARIS・永井正彦さん、パークハイアット京都・中江由佳さん、株式会社ガモウ関西・三木里美さん

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