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イノベーターが
見ている未来

vol.126

確固たる世界観を持ち、新しい取り組みをしている「次世代リーダー」へのインタビュー。
その取り組みと背景、そして未来についての展望をうかがいます。

FILMS 代表取締役

若林紀元さん (age.41)

人間関係のよさこそ、すべて!
離職率5%を叶える組織づくり。

「人間関係」に悩むサロンは多い。しかし、その曖昧で目に見えないものは、どのように形成していけるものなのか。
銀座発のヘアサロン「FILMS(フィルムス)」は、グループで16店舗を展開。規模が大きくなっても、離職率約5%・4人に1人がリファラル採用というから驚きだ。その背景には、人間性を育てる教育や道徳の時間、お弁当の支給など、信頼関係が深まる仕組みがある。その組織づくりの本質を、ひも解いていく。

1984年、山梨県生まれ。都内の美容専門学校を卒業後、山梨県内のサロン1店舗、都内有名サロン2店舗に勤務。2017年9月、銀座にヘアサロン「FILMS」1号店をオープン。現在はトータルケアサロンやヘッドスパ専門店など、グループ全体で4ブランド・16店舗を展開。2025年から、シャンプー・トリートメント・オイルといったオリジナル商品をメインとしたECストアも運営。
https://films-hair.com/

第1章働きやすさにこだわって起業

「美容サロンにとって、
いちばん大切な資産は”人”」

お客さまの骨格・顔型に応じたヘアスタイルを提案している「FILMS」

2017年に1号店をオープンされました。出店場所に銀座を選んだのは、なぜでしょうか。

独立前は、表参道のサロンに10年ほど勤務していました。美容室の激戦区なだけあって、良いものを持っていても売れない人がいる厳しさを体感していたので、銀座のほうが新規集客のチャンスがあると思ったことがひとつ。また将来的な海外展開を見据え、旗艦店となる1号店は、海外の方にネームバリューの高い「銀座」がふさわしいのではないかと考えました。

現在は何店舗ですか?

「FILMS」は東京、横浜、千葉などに9店舗。2025年10月には、大阪出身のスタイリストがFCオーナーとなった「FILMS大阪本町」をオープンしました。出店エリアの選定方法は市場を見るのはもちろんですが、スタッフの意見も聞いて「働きたい」と思える場所かどうかを大事にしています。

他にもトータルケアサロン「Ence(エンス)銀座」、ヘッドスパ専門店「Jardin Tokyo(ジャルダン・トウキョウ)」など計4ブランドがあり、グループ全体では16店舗を展開しています。

複数のブランドを展開しているんですね。

お客さまとスタッフのニーズが「FILMS」と重ならないように、ブランドを分けています。例えば「Ence」は、女性スタッフのみで、お客さまもほぼ女性。一般的なヘアメニューに加えて、ヘッドスパ、アイブロウ、耳ツボジュエリーなどのメニューを提供するトータルケアサロンです。お客さまを同時に掛け持ちするのではなく、一人ひとりとじっくり向き合い、複合メニューを提案できるのが特徴で、客単価は「FILMS」と比べて約1.3倍。女性が長く安心して働ける環境づくりを目指しました。

  • ヘアコンテスト受賞経験があるハイキャリア女性スタイリストが集結した「Ence 銀座」。お子さま連れのお客さまも気兼ねなく利用できる個室もある

長く働ける労働環境や、先ほどのお話にあった出店場所の選定などからも、常にスタッフを第一に考えている印象を受けます。

美容サロンにとって、最も大切な資産は「人」です。若い頃、周囲の美容師仲間を見ていると、休みや給与が十分とは言えない環境も少なくありませんでした。だからこそ、スタッフが安心して長く働ける労働環境を整えたサロンをつくる。それが起業の原点でもありました。

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