第2章教育の根幹にあるもの
「大事なのは、
”技術”と”人間性”の両軸」
労働環境を整えたいとの想いから始めただけあって、「FILMS」は福利厚生が充実しています。「お弁当の支給」というのは、ありがたいですね。
平日は毎日、お弁当を支給しています。お金で食費を補助する方法もありますが、それだとファッションや飲み代に使ってしまうかもしれないので(笑)。体調が悪いと、パフォーマンスも下がりますよね。やっぱり体がすべての土台なので、できる限りのことはしたいなと。
「体調管理」「働きやすさ」「働きがい」という3つの観点で、施策を行っています。お弁当は「体調管理」のひとつ。他には年1回の健康診断、早帰り制度、産休・育休や月1回の女性休暇などもあります。
教育面はいかがですか?
「アカデミー制度」を導入しています。営業時間中に教育をすることで、効率よく技術が身に付けられるので、2年から2年半でデビューできます。ただ、デビューしても必ずスターになれるわけではないので、営業後にモデルを呼んで自主練をするスタッフも。そのあたりは、自主性に任せています。
大事にしているのは、技術教育と、人間性教育の両軸。人として成熟していないと、ありとあらゆるところで、問題が起きてしまうので。
人間力を磨くことは簡単ではないと思いますが、どのようなことを?
特徴的なのは月1回、全員参加の「道徳の時間」でしょうか。生まれてから何を考え、何を感じてここまで来たのかという「自分史」を発表したり、価値観を共有するためにディスカッションをしたり、フレームワークを用いて目標達成を明確化しています。お互いが尊敬・尊重の気持ちをもって接することで、他者理解が育まれるように思います。
「道徳」を学ぶことに、冷めた姿勢で参加する人はいませんか?
創業当初から続けているので、すでに「文化」として根づいています。また、社風を理解したうえで、「人と深く関わりたい」と考える人が入社しているので、みんな前のめりに参加してくれますね。
いい循環が生まれているのですね。面談はありますか?
月1回の「1on1ミーティング」をしています。アシスタントは店長が、スタイリストは共同代表の設楽(雅貴さん)が話を聞くのですが、聞き取った内容をまとめたシートは僕も目を通します。スタッフそれぞれが抱えている今の気持ちや悩み、目指すことなどを頭に入れて、飲み会の場で話しかけたりします。
「自分を気にかけてくれている人の期待に応えたい」と僕なら思うので、相手を知る努力はしています。飲み会などの場で、1on1で出た話題をふると「よく把握していますね」と驚かれることも…。
ただ、細かな悩みを必要以上に掘り下げることはしていません。あえて「少し先」の話をする。「みんなだったら、こういうふうにできるんじゃない?」とか、「FILMSはこういうところを目指しているよ」といった内容ですね。それが、僕が考える代表としての仕事かなと思っています。
スタッフみなさんの「未来」を意識されていますね。
それは常にありますね。スタイリストに対しては年1回、希望者全員と僕が個別に1時間の「キャリア面談」を設けています。将来の希望などを聞いて、今すぐには実現が難しいことでも、「頭に入れておくよ」と伝えます。漠然とした話の場合は、なぜやりたいのか、そのために今何ができているのかを聞いていくと、本人も考えが整理される。本人、従業員、会社にとっていいことなら応援したいし、実現する方法を一緒に探したいと思っています。
スタッフの離職は少ないですか?
離職率は5%くらい。求人もありがたいことに毎回、採用数以上の応募をいただいています。リファラル採用も多く、4人に1人はスタッフの紹介による採用。これも企業文化の醸成や、定着率の向上につながっていると思います。
スタッフ満足度の高さ、信頼関係の強さを感じます。
うちは「人間関係のよさ」が、いちばんの強み。みんなめちゃくちゃ仲がよくて、いいヤツしかいない!そう言い切れます(笑)。
結局のところ、「働きやすさ」は「人間関係のよさ」だなと思っていて、それがすべてにつながる。いかに風通しをよくするかを考えて、いろんな施策を打ってきました。













![[期間限定アーカイブ]オトナ女性の心をつかむ!接客の極意](https://hba.beauty.hotpepper.jp/wp/wp-content/uploads/2026/06/4f61936bb2e7d436a664f8a6d97a5035-670x377.jpg)







