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女性が活躍するサロン

女性スタッフが辞めない
サロンの秘訣

結婚・出産を経ても女性スタッフが長く活躍している、さまざまなサロンの取り組みや職場づくりを紹介していきます。

vol.121スタッフ100名中3割がママ!ママでも60代でも活躍できる環境とは?

株式会社Zen

京都府京都市

2017年に創業した株式会社Zenでは、京都を中心にヘアサロン・ネイルサロン・まつげサロンを13店舗展開しています。スタッフ全体の3割近くがママ(産休・育休中を含む)という中、「働く時間は短くなっても、自分の価値を高めて稼げる環境づくり」「ママに限らず、全スタッフが働きやすく、自分のやりたいことを実現できる会社」を目指しています。ご自身も4歳のお子さんのパパだという代表取締役の藤井得全さんに、会社の制度や風土づくりについて伺いました。

1取り組み

本人の希望や家庭の事情に合わせて、雇用形態・勤務体系を柔軟に。

どんな取り組み?

産後にいつまで休暇を取るのか?また、どんな雇用形態で戻ってくるのか?勤務時間や働ける曜日は?など、人それぞれで希望は異なる。会社とスタッフ本人がしっかり話し合って本人の希望に合わせることで、無理なく仕事に戻れる環境を整えている。

ママスタッフに多い雇用形態・勤務体系は?

株式会社Zenのママスタッフは、相談の結果パート・アルバイトや業務委託スタッフとして復職することが多いそう。10時~16時勤務の土日休みといった働き方でも、多くのママスタッフが月40万前後の給与・報酬を手にしているのだとか。その理由は、ママでもしっかり学べて活躍できる環境にある。

代表取締役の藤井さん。「自分に子供ができて、ママの大変さがわかりました」と語る

代表取締役の藤井さん。「自分に子供ができて、ママの大変さがわかりました」と語る

2取り組み

「ママ会」で会社全体のママスタッフ情報を共有。

どんな取り組み?

年に2回、会社が費用を負担し「ママ会」を開催。代表取締役の藤井さんとママスタッフたちが集まり、ちょっと贅沢な食事を楽しみながら日々の悩みや困りごとを相談でき、アドバイスし合っているそう。

「ママ会」の目的と影響は?

さまざまな店舗のママスタッフが集まることで、日々周囲のスタッフには話せない「働くママならではの悩み・困りごと」を気軽に相談できる。また、新米ママにとって、先輩ママは将来のロールモデル。ママスタッフの孤立を防ぎ、今後も活躍できるイメージを持つ場となっている。

年に2回の「ママ会」集合写真。お子さん連れで参加するスタッフもいるそう

年に2回の「ママ会」集合写真。お子さん連れで参加するスタッフもいるそう

3取り組み

託児所があることで出産後の長期ブランクを防ぐ。

どんな取り組み?

2025年秋から託児所をオープン。保育士を雇用し、ママスタッフが緊急時などに子供を預けて仕事ができる体制を整えた。自社開催の講習会などにも積極的に参加するママスタッフが多いため、「困ったときに預かってもらえる場所」があることで彼女たちの活躍を全力でサポートできる。

始めた理由は?

今後もママスタッフが増えていく見込みの中「会社としてフォローできることはないか?」と考えた末に託児所をオープンさせた。託児所を利用することで早期の復職が叶い、ブランクによる失客を防ぐことができる。また、預け先が確保されているという安心感があれば、ライフイベントを理由にキャリアを諦める必要がなくなり、5年、10年先を見据えた働き方が可能になる。

「自分が独立して幸せになれたから、スタッフからその幸せを奪いたくない」と語る藤井さん

「自分が独立して幸せになれたから、スタッフからその幸せを奪いたくない」と語る藤井さん

代表取締役インタビュー

株式会社Zen代表取締役の藤井得全(とくまさ)さん。スタッフからは「ゼンさん」と呼ばれているそう。ママ会以外にも、社内のサークル活動費用の補助や、ジム会費無料などの福利厚生も充実させている

Q. スタッフにとってどんな会社でありたいと考えていますか?

A. ルールで縛るのではなく、自由にやりがいを持って働ける会社でありたい。

僕自身がルールなどに縛られるのが苦手なタイプなのですが、美容師って同じような人が多いと思うんです。自由な考え方の人に対して、会社のルールや規定で縛ってしまうと窮屈に感じてしまいます。美容師はお客さまを幸せにすることが仕事なので、それが自分の喜びだと思えているのであれば、あとは本人のやりたいようにやってもらいたいと考えています。スタッフそれぞれの年齢や立場によって大切にすることは異なります。たとえばママスタッフなら家庭が第一だろうし、若手スタッフなら自分の売上や技術を高めることが大切という人が多い。それぞれに合った働きやすさの中で、自由にやりがいを持って働いてほしいのです。そうすることでお客さまが良いサービス・技術を受けられて幸せになれる。それが弊社の「ありたい姿」です。

Q. 会社にとってママスタッフの価値とは?

A. ママスタッフは、若いスタッフ達のロールモデル。

若いスタッフも少しずつ年齢を重ねていくうちに、結婚や出産などを考えて不安になることもあるかと思います。そんな時に先輩ママスタッフたちの姿を見たら「将来の自分の姿」をイメージできるのではないでしょうか。ママスタッフたちは自分のペースで楽しく仕事して、それぞれ活躍してくれています。フルタイムで店長として活躍している人もいれば、時短勤務でしっかり稼げている人もいる。そういう姿を見ると、若いスタッフたちも「この会社なら自分も結婚・出産しても続けていける」と安心できるのではないでしょうか。ママ以外でも、弊社では60代の男性スタッフが全室個室の高単価店舗で活躍していたり、50代の女性スタッフがアシスタントとして入社したり、さまざまな活躍の形があります。独立したいというスタッフには、私が同行して家賃交渉してあげることも(笑)。今後の目標は、スタッフの教育ができる施設をつくることです。そうすることで現場を引退したスタッフに講師というキャリアパスを用意できる。「人が喜ぶことにお金を使うと、かならずいつかそれが会社の利益につながる」と考えているので、これからも人の幸せにつながることに投資をしていきたいですね。

Salon Data

髪質改善 hair studio Zen~Neo~

アクセス
京都駅 烏丸中央口から徒歩8分
創業年
2017年
店舗数
13店舗
設備
セット面5席 ※髪質改善 hair studio Zen~Neo~
スタッフ数
100名
URL
https://beauty.hotpepper.jp/slnH000647149/
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