本音を引き出す「聴く」技術本音を引き出す「聴く」技術
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イノベーターが
見ている未来

vol.39

確固たる世界観を持ち、新しい取り組みをしている「次世代リーダー」へのインタビュー。
その取り組みと背景、そして未来についての展望をうかがいます。

株式会社THEATER
大井 雅貴さん、佐々木 達也さん
三浦 丈英さん、SHIGERUさん

自社アカデミーで半年デビュー!
売上と人間力、2つをどう育てるか?

2016年9月に1店舗目「THEATER(シアター)」を東京・表参道にオープンしてから2年8カ月。現在は東京、横浜、埼玉に計8店舗を展開するTHEATERグループ。その急成長を支えているのは、「入社半年でジュニアスタイリストデビュー」という目標に向かって教育される若手スタッフたち。美容業界の慣習にとらわれず、即戦力として育つ教育システムとは?

THEATERは、創業時から4名での共同経営。
大井 雅貴さん●1985年、群馬県生まれ。群馬県の美容専門学校を卒業後、都内2店舗のサロンを経てTHEATER。
佐々木 達也さん●1983年、福島県生まれ。東京の美容専門学校を卒業後、都内2店舗のサロンを経てTHEATER。
三浦 丈英さん●1984年、北海道生まれ。北海道の美容専門学校を卒業後、北海道のサロン、都内1店舗のサロンを経てTHEATER。
SHIGERUさん●1983年、埼玉県生まれ。埼玉県の美容専門学校を卒業後、都内2店舗のサロンを経てTHEATER。
http://hairmake-theater.com/

第1章4人が出会い、創業へ

「目指すサロンを実現するために、
この4人が必要だった。」

写真右より、SHIGERUさん(プロモーション担当)、佐々木 達也さん(労務管理、求人・教育担当)、三浦 丈英さん(経営戦略、財務、グランドデザイン担当)、大井 雅貴さん(教育担当)

今日はTHEATERを共同経営されている4名の代表者全員からお話をうかがいます。まずはみなさんそれぞれの役割を教えてください。

SHIGERU●集客に向けたプロモーションのビジュアル作り、撮影などを主に担当しています。外側へ発信するサロンのブランディングですね。

佐々木●僕は大井とともに、社員教育の場である「THEATERアカデミー」を担当しています。あとは社員の労務管理をして、従業員が美容に集中できるような環境づくり。それと、求人も担っています。

三浦●僕はサロンのグランドデザイン(ビジョン)や、経営戦略、財務面など、会社の全体像をまとめる役割ですね。

大井●佐々木と一緒にアカデミーを担当しています。3月まではサロンワークもしていたけど、4月からはTHEATER教育部門トップとして教育一本でやっています。

元々は4人全員が同じサロン出身というわけではないんですよね。

佐々木●僕とSHIGERUは一緒のサロンにいたことがあって、彼が次に移ったサロンで三浦と出会って…。

SHIGERU●で、三浦と働いているうちに、よく美容師の「あり方」についての話になり、以前の同僚である佐々木も誘おうと。

佐々木●僕はその話が出た頃、昼は美容師をやりながら夜は下北沢のダイニングバーで働いていたんですけど、そこに大井が常連で来ていたんですね。サロンを出すにあたって大井の存在も気になっていたので、3人でやる予定が4人に。「4人でやりたいからサロンを出した」というよりも、「やりたいことのために4人が必要だった」という感じです。

大井●僕は当時、下北沢に住んでいて佐々木が働くバーによく行っていたんですよ。そのバーでSHIGERUとも知り合いました。知り合ったといっても、最初は話したりはしてなかったけど(笑)。

SHIGERU●何でしょうね。警戒して話さなかったけど、「こいつは美容師だな…、しかもできる奴だな」ってのは何となく雰囲気でわかった(笑)。

みなさんが出店を考えたのは、美容師として働いてどれくらいの頃ですか?

SHIGERU●話が出てからオープンまで2年くらいかかったので、始まりは2014年くらいかな。なので美容師になって10年前後とか。

三浦●ある人に独立を考えていると相談したとき、「その店は世の中にどういう価値を提供できるの?」と聞かれたんですね。それで、なるほどそういうことをしっかり考えないとな…と。まず決めたのは「美容業界をよりよく変える店にしたい」ってこと。10年くらい美容師をやって改善すべきだと感じたこと、それをどうしていったら次世代のためになるか、と考えていきました。

実現するにはこの4人が必要だったわけですね。オープンまでは順調でしたか。

佐々木●いろんな障害はありましたよ、なかなか理想の物件が見つからないとか。美容師の仕事をやりながら進めていった感じです。1軒目は低予算でっていうイメージがあると思うけど、それじゃ2、3年後の発展を考えたときにふさわしくないと思ったので、最初からオオバコを目指していて。実際、1店舗目に決めたところはオオバコもいいところで、創業メンバーは9人しかいなかったのに16席もあった(笑)。

三浦●1店舗で終わらせるつもりはなかったので、将来像から逆算して、どれくらいの店が必要かを考えたんですよね。1店舗目を表参道にしたのも同じ考え方からです。僕は勤めていたときに都内の町田と表参道でエリアマネジャーをした経験がありまして。どちらも魅力があるとは思っているのですが、より多くの美容師さん達が「ここで働きたい」と思ってもらえるように、最初から表参道で勝負しようと考えたんです。

  • 1号店の「THEATER(シアター)」は東京・表参道駅から徒歩30秒という美容室の激戦地にオープン。確かな技術力と通いやすい価格帯の両立により、多くの支持を集めている

  • それぞれに違う個性を持ちつつ、お互いを尊重しあえる4名の代表。写真は1号店オープン直前の時期、忙しい合間をぬってリフレッシュに出かけたときの1枚

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