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第2章25歳で独立してサロンを開業

「健康に美容師をすることが大事。
そして助け合う関係性が築けるか?」

25歳のときには早くも独立を果たします。転機は?

24歳のときに出場したカットコンテストで優勝して賞金をもらったので、それを元手にロンドンのヴィダルサスーンに留学したんです。カットやカラーの勉強をして、すごく上手にできるようになった。ところが日本に帰ってから同じようにしてみても、ロンドンでめちゃくちゃ上手く出来たカットの技法やカラーのレシピが、日本人の髪質によってはマッチしないこともあると感じました。カラーの発色がよかったのもカットがうまくいったのも僕の腕じゃない、外国人の髪質のおかげだったんです。それで、日本人の髪を美しく仕上げるには、髪のくせを消す必要があるんだと感じて。くせ毛や縮毛矯正について学びを深めたい、そう思ったのが独立を考えた理由のひとつです。

あとは、勤めていたサロンにいるままだと、美容師という職を嫌いになると思ったから。当時は僕のお客さんが増えて席もアシスタントも足りないくらいになっていました。でも雇われの身だと、僕の意思ではどうにもできないことがある。けど、どうにかしなくちゃ…、と円形脱毛症になるくらい悩みました。だったらもう、自分でサロンを作ったほうがお客さんも喜ばせることができるし、この仕事を好きでいられるだろうと思って。人任せにせず、全部自分の「責任」でやりたかった。

ご自身のサロンを作るにあたり、こだわった点は?

まず月曜と火曜の週2日定休にして、正月とお盆も休むこと。美容師が、他業種に比べて給与も休みも追いついていないというのは、職業として破綻しています 。大好きな仕事だからこそ、胸を張れる仕事にしたかった。「美容師を健康的に楽しめること」を追求したかったので、休みにはこだわりました。

あとはスタッフの仲のよさには、すごくこだわってやってきましたね。たとえばこの先、産休するスタッフも出てくるかもしれない。そのときに他のスタッフが代打として担当するとしても、日ごろから仲がよくないと「戻ってくるまで私が代わりにお客さんをつなぎとめておこう」と思えない。助け合う関係性が築けていないと、僕が目指すサロンは成り立たないんです。

スタッフ同士の仲がよくなるように、また楽しく働けるように、何かしていることは?

みんなでジムに通っているのは、連帯感づくりに役立っています。うちは12時から営業なのでその前に通っていて、もちろんジムの費用は会社負担。みんな美意識が高いので体を鍛えるのは喜んでくれているし、部活みたいな感じで仲間意識を育むのにいいと思います。

あとは月1回くらい、1人2万5000円とかする高級店へ僕のおごりでごはんに行っています。名目としては「接客勉強会」なんですけど、結局みんなで楽しく飲んで食べてって感じ(笑)。仕事上で役立っているかはわからないけど、おいしいものを食べたほうが人生は豊かになる。僕は独立するまでそういう店に行ったことがなかったけど、みんなにも経験してほしいなと思って。単純に、おいしい店を知ったら「あいつらにも食わせたいな…」って思うし。

あとバックルームに炊飯器を置いて、自由にごはんを食べられるようにもしています。2019年にサロンを移転したんですが、最初の店はバックルームが狭くて。僕はいつも「健康に美容師をすることが大事」と話しています。きちんと座ってごはんを食べられるって、人間として当たり前。なのでそれができる環境を整えています。

  • 新年会は、芝原さんのお宅でホームパーティー。料理は芝原さんと店長とでふるまった。「休みの日まで職場の人と会いたくない、ってよく聞くけど、休みの日に会いたくないってことは、平日ももちろん会いたくない。そんな会社にしたくないから、今のうちの会社がある」と芝原さん

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