アカデミー活用サロン
成長しているサロンが
始めたこと
サロン課題に応じたラインナップをそろえた、ホットペッパービューティーアカデミーのセミナー。
受講後、課題解決に向けた取り組みを始めたサロンの事例をご紹介します。
vol.30hair&make eida(東京都千代田区)(※(株)H&M DIFFERENCE ENGINE)
月間集客数が前年比4.5倍に!
若手の提案をみんなで実践して大成功
古書店が並ぶ東京・神保町のビル2階にある「hair&make eida」は、カットやパーマはもちろん、ヘアセットや着付け、ネイルにエステティック、ヘッドスパまで提供するトータルビューティーサロン。路面店のように目立つ店構えではないにもかかわらず、同店を含む系列サロンはオープン以来、20年間右肩上がりの成長を続けています。その秘訣はオーナーの伊藤さん以下、ベテランも若手もスタッフみんなで提案して実践しやすい環境ができているから。みなさんが実践している、その一例を見てみましょう。
当初のサロンのお悩み
- 自分が学び、実践してきたことをスタッフにも伝えるには…?
- 現在は美容室4店舗、理容室2店舗を経営するオーナー・伊藤さん。自分でもさまざまな方法で学んで経営に活かしてきたし、売上も20年間右肩上がりという結果も出せている。でもスタッフを教育するうえで「本当に自分のやり方でいいのかな」という不安も。おさらいや確認の意味を込めて、わかりやすいセミナーはないだろうか?と考えていた。
始めた取り組み
その1若手考案のキャンペーンを実践し、利用者数が4.5倍に!
- セミナーを受講して役立った点は?
- 「強いチームづくり」のセミナーでは、上から押し付けるのではなく、スタッフ自身に提案させて、スタッフみんなで取り組むことが大切という話がありました。うちの店では以前からスタッフからの提案を尊重してきたので、この方法が間違ってなかったのだなと確認できたことはよかったです。
- 実際にスタッフさんの提案で取り組んだことを教えてください。
- 昨年の夏はスタイリストデビューしたばかりの若手スタッフの提案で、浴衣の着付けキャンペーンを行いました。ヘアセットと浴衣の着付けのセットで通常より2000円引きにするクーポンを、ホットペッパービューティー用に用意したんです。
- 割引率が高い提案ですが、オーナーとして反対はしなかったのでしょうか?
- これに限らず、たいていの提案には反対しません。やってみることが勉強になるし、スタッフの成長になりますからね。僕にとってもスタッフの意見から学ぶことも多いです。
- キャンペーンの実施にあたり、スタッフさんはどう動いたのでしょう。
- ヘアセットは若手スタッフ、着付けは着付師師範の免状を持つスタッフが担当します。「30分で終わる」という素早さも売りにしたので短時間で仕上げられるように、お客さまを迎えたときの流れをスタッフ同士で打ち合わせしていました。 また、キャンペーンの提案をした若手スタッフは、ヘアセットのオプション用に髪飾りを自作していましたよ。
- キャンペーンを実施した結果は?
- 7月後半~8月後半くらいの約1カ月間行ったところ、ヘアセットと浴衣の着付けが例年は月に10件ほどなのに対し、今回は45件のお客さまを受けました。割引したので売上額は2.3倍ほどでしたが、クーポンでお得なぶん、髪飾りのオプションを購入される方もいてよかったと思います。
- スタッフさんの反応は?
- 若手スタッフは本当にデビュー直後だったのですが、毎日忙しくお客さまのヘアセットをすることができて喜んでいましたし、自信がついたと話しています。キャンペーン終了後の振り返りで反省点も出ていますが、本人の勉強になったことも多いですし、「次はこうしよう」というアイデアも出ています。
その2「オトナ女性」に寄り添った提案で客単価がアップ!
- 「オトナ女性」向けのセミナーを受講した理由は?
- 店長の希望で、この店はオープン当初からオトナ女性世代に向けたトータルビューティーをコンセプトにしています。そのため、「オトナ女性」のセミナーも受講しました。 セミナーでは「オトナ女性は仕事や家庭のことで忙しいので時短に価値を感じる」という話がありました。うちではヘアのほかにメイクやネイル、ヘッドスパのメニューも提供していて、これは「あちこち通うのは面倒だから一気にここで済ませてほしい」という気持ちから用意したものでもあります。だから、この方向性でよかったんだと確認できましたし、オトナ女性に向けてアピールしていこうと思いました。
- 実際にどんなことに取り組んでいますか?
- これは店長である女性スタッフが行っていることですが、店長もオトナ女性のお客さまと同年代なので、お客さまに寄り添った提案が上手なんですよ。たとえば、カットをご希望のお客さまでも、カウンセリングでお話を聞いたり髪質を見て、ツヤの出るトリートメントメニューを提案したり。「白髪のうねりにいいんですよ」とか「髪を傷めずにツヤやハリがでるんです」と、お客さまの悩みに応じた提案をしています。
- そうした取り組みで成果は出ていますか?
- セミナーでも話にありましたが、お客さまが興味のない話をしても意味がなく、お客さまが求めている、プロとしての知識・技術を提供することが大事ですよね。店長はそれができているので、とてもお客さまに喜ばれています。その結果、店長は子育て中なので勤務時間も限られているのですが、それでも売上は店で一番ですし、店販の売上もずば抜けて多いんですよ。
NextChallenge!
僕は最初のサロンを始めてから20年目になりますが、ホットペッパービューティーを利用し始めたのは15年目くらいから。それまでも自力で集客して、ずっと売上を伸ばせていたので、必要性を感じていなかったんです。ですが、店を任せている店長から「ホットペッパービューティーを使いたい」と提案されて、利用することにしました。
そうして使い始めてわかったのは、ホットペッパービューティーは単なる集客ツールではなく、スタッフの成長に役立つんだということ。今回お話したようにクーポンメニューを提案してきたり、掲載用にモデル撮影のヘアアレンジや写真を工夫したり。そうして自分たちで考えて、協力して実践することが、スタッフのレベルアップにつながっていると実感しています。
セミナーも無料で受講できるのがびっくりするくらい(笑)、勉強させてもらっています。僕もオーナー歴が長いのでそれなりに学んできましたが、もう一度改めて教えていただくと自分の中で整理できますし、新しい学びもあります。今後はこれまで以上に、もっとスタッフたちにも受講させていきたいと思います。
Salon Data
hair&make eida【ヘアーアンドメイク エイダ】
- アクセス
- 東京メトロ神保町駅から徒歩1分
- 創業年
- 2009年
- 店舗数
- 系列店6店舗
- 設備
- 7席
- スタッフ数
- 7名